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なろう系異世界転生もの

また知らなかった世界。
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ここ1ヶ月ほどのことですが、私はなぜかAmazon Prime Videoでアニメ作品を貪るように観ています。きっかけは先日購入した大型4Kモニターで映画か何かを楽しみたいと思ってAmazonを覗いてみたことですが、これまで子供の頃を除けばアニメといえば一般にもよく知られた「エヴァンゲリオン」や「君の名は。」のような作品しか観てきませんでした。それがなぜ急にといえば、毎日のウォーキング中に聞いているポッドキャストのRebuildで何人かのゲストの方が熱弁されているのを聞いている影響かもしれません。

どのような作品を観ているのかというと、具体的には以下のような作品です(順不同):

ジャンルとしてはファンタジー系が中心、というか上記のものはすべて魔法や魔物が登場するファンタジーですが、それは以前から小説や実写映画などでもファンタジーは好きで馴染みがあるためです。さらに、これらの作品のうち多くの共通点は
なろう系異世界転生もの」のライトノベルを原作としたアニメであるということで、小説家になろうという、小説を投稿して無料で公開できるウェブサービスで人気を博した作品が原作になっているということです。「異世界転生」とは死亡をきっかけにしたりして現実とは異なる世界で新しい人生を始めるということで、主にファンタジー世界に転生して特殊な能力を得て活躍する、というのが転生ものの定番になっていて、小説家になろうでの一大ジャンルになっていることから「なろう系」と呼ばれているようです。

転生先のファンタジー世界もいくつか種類があって、「指輪物語」のような古典的な世界、現代風の文明社会ながら魔法が使える世界、「ドラゴンクエスト」のようなレベルMPの概念が存在するゲーム的世界などに分類できるようです。そして、主人公が生まれ変わるのも冒険者だったり魔女だったり、はたまたスライムだったりとそれぞれの作品で工夫されていて面白いところです。ストーリーもコメディもあればシリアスなものもあり、それぞれの世界観があります。

しかし、女性キャラクターの胸が強調されていたり、やたらに主人公にしなだれかかってきたり、ちょっと性表現に問題のあるものも少なくないのが気になります。私にはいささか不快に感じられるので、どうしてそうなってしまうのかと思うのですが、そういう需要があるのでしょう。しかし、そういう表現が横行している限り、決して表舞台に立つことはないでしょうね。そんなことは望んでいないと言うのかもしれませんが、残念ながらそれでは日陰者扱いに甘んじるしかないでしょう。はたして原作ライトノベルでもそのような表現になっているのでしょうか。

それはともかく、多くの作品は非常に気軽に見ることができました。大体1話25分程度で、オープニングやエンディングの曲をスキップしてしまうとあっという間に終わってしまい、サクサク見ることができます。1シーズンのシリーズだと12話ほどしかないので、1日か2日で終わってしまうのが残念でもっと見たいという気になっていて、上に挙げた中でも進行中のものがいくつかあるので、それらは毎週次が待ち遠しい感じになっています。製作側にしてみれば1話分作るのも大変なのだろうと思いますが、そんな作品が並行していくつも作られているというのは逆にすごいことのようにも思えます。ただ、アニメ製作現場はなかなか厳しい労働環境のようなので、あまり無理せず取り組んでほしいとは思います。

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The Map of Tiny Perfect Things

思わぬ拾い物でした。
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昨日、いつものようにニュース記事をフィードリーダーで見ていたときに、ふと目に止まったのがシネマトゥデイの「間違いなしの神配信映画『明日への地図を探して』Amazon Prime Video」という記事でした。これは「間違いなしの神配信映画」という、各種動画配信サービスで配信されている映画の中からおすすめの作品を紹介するシリーズの1つのようですが、ほとんどタイトルしか見ていないはずなのになぜ目に止まったのかはわかりません。

この記事で紹介されているのはタイトルの通りAmazon Prime Videoのオリジナル作品「明日への地図を探して」というもので、記事にも書かれている通りタイムループものです。ループものの映画といえば「恋はデジャ・ブ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が思い出されるところですが、どちらの作品も私はとても好きですし、後者は特に好きで既に10回以上繰り返し見ています。主人公らだけの意識が残るなんていうことはどう考えてもありえないので、Sci-Fiというよりはファンタジーだと思って観ていますが、それでも楽しめればいいのです。

この作品でループしてしまうようになった原因も、そのループから脱出する方法もストーリーの核心なのでここでは触れませんが、「まさかそんなこと!?」というようなちょっとびっくりするようなことでした。やはりSci-Fiではなくあくまでファンタジーだと思って、深くは考えないほうがいいでしょう。しかし、だからつまらないというようなことはまったく無くて、とても愛おしい気持ちにさせてくれる素晴らしい作品だと思います。

ループにとらわれている主人公らが男女高校生2人だというのがいいのでしょう。舞台はアメリカなので日本の高校生活とは似ても似つかないところはありますが、そうはいってもやはりティーンエイジャーなので微笑ましいものです。演じているKyle AllenKathryn Newtonの二人の実年齢はもう少し上なので余計に大人びて見えてしまいますが、そこは目をつぶるしかないでしょう。

最近はAmazonだけでなく各配信サービスともオリジナル作品に力を入れていて、当然ながらそれらの作品はそれぞれのサービスに加入しなければ見られないというのが残念というか、もったいないように感じてしまいます。この作品も心温まる傑作なので、多くの人に観てもらいたいところですが、Prime会員になっていなければ観られませんし、Prime会員になっていてもPrime Videoは観ていないという人も少なくないのではないでしょうか。それどころか比較的Prime Videoを観ている私でも、シネマトゥデイの記事で紹介されていなければこの作品は知りもしなかったので、今回の記事にはとても感謝しています。今後このシリーズの記事は見逃さないようにしなければと思いますし、過去の記事もしっかり読んで、見逃している作品は一つずつ観ていきたいと思います。

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Wonder Woman 1984

なんとなく懐かしい映像。
🦸🏻‍♀️

2020年最後の週、勤務先は火曜日までは稼働日となっていたのですが、私は休暇を取得して一足早く仕事納めしてしまいました。かといってこのCOVID-19の第三波が来ている状況なのでどこかに出かけるという予定もなく、ただ唯一の予定といえば18日に公開されていた「ワンダーウーマン 1984」を観に行くということでした。本作も公開早々に観たいとも思ったのですが、密を避けてできるだけ人が少ない平日がいいのではないかと考えたのと、どうせ新作が相次いでいるような状況でもないので慌てる必要もないかと考え直したので、冬休みに入ってからゆっくり観にことにしたのでした。おかげで私が観た月曜日の午前の回は観客は私を含めて4名だけのスカスカの状態でした。

COVID-19が猛威を奮っている本国アメリカでは未だ映画館が開いていない州も多いので、本作ではHBO Maxでのストリーミングと同時公開に踏み切ったため賛否両論というか映画業界からは反発を招いているという話ですが、蓋を開けてみれば興行成績は好調で、すでに続編の製作も決まったとか。なお、日本ではHBO Maxがサービスされていないので、通常通り劇場公開が先行しています。

さて本作は2017年の「ワンダーウーマン」の続編にあたりますが、前作が主に1918年を舞台にしていたのに対し、今回はタイトル通り1984年という設定になっています。今から35年ほど前というと相当昔のことのように思えますが、どこかで見たことがあるようなファッションや時代背景…と思って調べると、なんと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公開と時代設定が1985年で、なるほど見たことがある感じなわけです。

ちなみに1984年といえば私が父の転勤でロンドンにいた頃になりますが、冷戦末期にあたる緊張感のある時代だったということで選ばれたのでしょう。当時は日本から西ヨーロッパまで直行できる旅客機がなかったため、アラスカのアンカレッジかモスクワを給油のために経由する便か、あるいは3箇所ほど経由する南回りかしかなかったのですが、モスクワ経由の場合は薄暗い空港内でマシンガンを持った警備兵に前後から監視されながら待つ、という貴重な経験をすることができました。まあそんなものは嬉しくもないですが。

しかし本作を観た感じでは、1984年である必然性はあまり感じないというのが率直な印象です。確かに冷戦の緊張はちょっとした要素にはなっていましたが、それほど重要なポイントでもありませんし、ただ観客のノスタルジーを誘う、いわばおっさんホイホイのようなものなのではないかとうがった見方をしてしまいます。まあそれはそれで悪いことではないのでしょうが、もう少しうまく見せてくれると良かったのではないかと感じました。

前作がどうだったかよく覚えていないのですが、本作で素晴らしいのは「誰も死なない」ということです。ハリウッドの多くのスーパーヒーロー物やアクション映画では人の命が虫けらのように扱われているのがとても嫌だったのですが、本作の場合には「現実だったら軽症では済まないのでは…」というものはあるものの、少なくとも殺すつもりではないというところが非常に好感が持てます。前作に続いて監督したPatty Jenkinsの主義的なものなのでしょうか。

なお、本作でも幼少時代のDianaはLilly Aspellが引き続き演じていますが、彼女の勝ち気な感じがとても良いです。もちろんGal Gadotもとても素敵ですが、ちょっと恐れ多くて近寄りがたいところがあります。ひょっとして眉のせいですかね…