最近聴いたBackspace.fmで紹介されていて面白そうだと思ったので、昨シーズンのアニメ「俺だけレベルアップな件」を観てみたところ、予想以上に良かったので今日の午後だけで第1期分12話を一気に観てしまいました。

本作は韓国のChugong氏の小説を原作として日本で製作されたアニメですが、韓国語の原作では舞台が韓国だったものが翻訳版では日本に変更されており、このアニメでも日本が舞台となっています。しかし、作品中に登場するメッセージその他の文言はすべて英語となっており、必要に応じて日本語の字幕が出る形になっていて、最初から多国語化に対応しているようです。

異次元の世界と現世界を結ぶ「ゲート」と呼ばれる通路が出現し、ゲート内はダンジョンとなっていて放置しておくとモンスターが現世界に出てきてしまうため、「ハンター」と呼ばれるスキルを得た覚醒者がゲートに入ってモンスターを討伐、ダンジョンマスターを討伐するとゲートが閉じる、というような世界が舞台となっています。一度得たハンターのスキルは変化することがない世界の中で、主人公の水篠旬はとある出来事からレベルアップの概念を取得する、というのがこのタイトル通りの設定となります。

いかにもなろう系のライトノベルにありそうな話ですが、非常にテンポの良い構成になっていて、作画やエフェクトもとても良くできている、上質の作品であると思います。同じA-1 Pictures製作のソードアート・オンラインを彷彿とさせるところもあるのではないでしょうか。

本作は既に第2期の制作も決定していますが、第1期の最後はいわゆるクリフハンガーとなっており、非常に気を持たせる終わり方になっていて私も既に第2期が待ち遠しくなっています。まだ「制作決定」という段階なのであと1年ほど待たされてしまうのではないかと思いますが、それまでに小説を読んてみようと思っても、小説の日本語版はなぜか第1巻で止まってしまっているのですね。コミックの方はもうすぐ完結しそうなようですが、どうしたものでしょうか。