最新シリーズの「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ジークアクス)も放映・配信が始まった「機動戦士ガンダム」シリーズですが、前回観た劇場版第一作の「機動戦士ガンダム」に続いて第二作の「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」を観てみました。
本作も第一作と同様にテレビシリーズの第16話から第31話を再編集したものとなっているとのことですが、内容の順序が入れ替えられたりもしているとのことで、2時間余りの上映時間にまとめるために整理されているのでしょうか。しかしそれにしても内容は非常に盛りだくさんになっていて、退屈する間もなかったように思います。
前作ではちょくちょくミームになっている台詞が登場するというのが印象的だったりもしましたが、今作ではミームはあまり目立っておらず、代わりにガンプラでも馴染みのあるジオン軍のモビルスーツが次々と惜しげもなく投入されてくるのが印象的でした。特にドムは私がかつて子供の頃に一番好きだったモビルスーツですが、「[黒い三連星](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E4%B8%89%E9%80%A3%E6%98%9F ”Wikipedia: 黒い三連星”)」もあっさりと登場したかと思えばあっけなく倒されてしまい、活躍は非常に短い時間でした。テレビ版では2話にわたって登場していたそうですが、劇場版では残念なことに1回の戦闘で全滅してしまうような編集になってしまったということです。他のモビルスーツも1回限りの登場というものが少なくなく、ジオン軍は一体どういう運用をしているのかと疑問に思えました。
もう一つ印象的なのは、非常にたくさんの人が亡くなっていくということです。その大切な人を失うことによってアムロたちが成長していくところを描くというのが本作「哀戦士編」のテーマということなのでしょう。しかし、こんなところもガンダムシリーズが子供向けのアニメとは違うということではないでしょうか。あとはセイラさんのダメっぷりやその他規律がゆるゆるなところも気になるところで、軍隊としてよく成立しているというか、寄せ集めだからこんなものということでしょうか。
ということで今回もなかなか楽しめたので、このまま第三作「めぐりあい宇宙編」も近いうちに観てみたいと思います。