先日冒頭部分が再編集されたものが映画として先行上映され、テレビや配信では来週から始まる「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ジークアクス)がとても面白いと話題になっていましたが、この新シリーズは機動戦士ガンダムのオリジナルシリーズの別世界線の話ということで、オリジナルを知っていたほうが楽しめるようです。

しかし、私自身はガンダム世代にはちょっとだけ若くて、テレビで最初に放映されたときにはまだ8歳でした。その後もガンダムやその他ロボット系のアニメはほとんど見なかったので、これまでガンダムに関する知識はほぼ全くと言っていいほどありませんでした。

また、ガンプラブームのときに模型店に長蛇の列ができているというのをニュースでは見て知っているものの、実際に自分で買ったのはその後20年以上経って30代半ばになってからでした。ただ、当時の隣人がバンダイの社長と縁があるとかで、当時非常に品薄であったはずの1/60ガンダムをもらってしまったということがありました。

そんな状態だったのですが、「ジークアクス」はちょっと観てみたいという気になったので、その前にとTVシリーズの総集編になっているという劇場版をということで、今さらながらまずは第一作の「機動戦士ガンダム」がAmazon Prime Videoで観られるようになっていたので観てみました。

内容については今さらなので語りませんが、思っていた以上に戦争映画になっていて、シリアスなストーリーになっているので驚きました。言われているように、これはまったく子供向けの作品ではありませんね。モビルスーツがかっこいい、とかいうようなことで観るような作品でもないように感じました。

また、あちこちで見たことのあるネットミームが随所でセリフとして現れるのがちょっと面白いです。「当たらなければどうということはない!」とか「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」、「親父にもぶたれたことないのに!」、「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを」といったものですが、これらは決め台詞的に使われているのかと思ったらどれもかなりあっさり普通に口にしているのが意外でした。まあそういうものなのかもしれませんが、こういうミームの宝庫になっているというのはそれだけ皆に愛されている作品だということでもあるのでしょう。

ということで、続く「哀・戦士編」と「めぐりあい宇宙編」を観て、その後「ジークアクス」に臨みたいと思います。やはりさすが人気のシリーズだけあって、私も結構楽しみになってきました。