私はどうもPCの左手デバイスというものが昔から好きで、これまでにも色々買ってしまっているのですが、現在私のキーボードの左側にあるのは4年ほど前に購入したTourBoxというものです。これは色々設定を切り替えることによって様々なアプリケーションで使うことができるものですが、私は唯一Lightroomでだけ使っています。それでも毎週10枚以上の写真を現像するときに必ず使っているので、それなりに活用できているのではないかと思っています。

TourBoxにはいろいろな形のスイッチがあって、それぞれを現像の際に使用する様々な項目に割り当てて選択し、ダイヤルでスライダーを動かして調整することができるので、マウスやトラックボールとキーボードで操作するよりもだいぶ素早くテキパキと進めることができます。若干マイクロスイッチが頼りない感じはしますが、概ね満足して使っています。

しかし、最近になって大いに不満だったのが、表面のラバーコーティングが加水分解してベタベタするようになってしまっていたことです。現在の製品では対策されているというか、コーティングをやめているように見えますが、当初から懸念している人もいたようにラバーコーティングは経年劣化が避けられないので、永く使うような製品には向かないのではないかと思います。

そんな状態でベタつきを気にしながら使っていたのですが、無水エタノールでラバーを拭き取ることができるということを知りました。実際にTourBoxでやっている人も複数いた、というよりほぼ定番の作業になっているようだったので、私も薬局へ行って無水エタノールを購入してやってみました。最初はティッシュペーパーでやってみたらすぐにぼろぼろになって余計にひどいことになってしまいましたが、以前Costcoで購入したアメリカの丈夫なキッチンペーパーを使ってみたらうまくいきました。少々頑固でしたが、キッチンペーパーを真っ黒にしながら一生懸命こすり取っているうちに、最後はスベスベにすることができました。

これでまた現像作業も快適にできるようになったのですが、実はもうすぐアメリカで発売されるLogitechMX Creative Consoleという製品が非常に気になっています。まだ日本での発売は予定されておらず、アメリカのサイトからも日本に発送してはもらえないようなので今は静観ですが、Logitechは昨年Loupedeckを買収しており、この製品がそのLoupedeckの流れを汲むものだとすると大いに期待できるものです。早く日本でも購入できるようになることを願いますが、少なくともそれまではこのTourBoxに頑張ってもらわなければなりません。