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超リアル 食品サンプル展2018 〜世界各地の料理〜

また来年以降も見てみたい。

今年のゴールデンウィークは妻のアルバイトの都合などもあって帰省も旅行もせずに自宅にいて、せっかくの9連休だったのに日帰りでちょこっと出かけただけになってしまったのですが、最終日の5月6日には大阪に行ってみることにしました。私の住む姫路から大阪までは車で行くと時間がかかりますが、JR神戸線新快速という、営業キロ87.9kmを61分で走るかつて日本一の表定速度を誇った快速列車に乗って行けるので、時間的には首都圏の感覚で言えば藤沢、千葉、川越あたりから都内に出るような感じでしょうか。とはいえ、乗車券は1490円とそこそこかかってしまいますし、大抵のことは姫路で済んでしまい、また間に神戸もあるので、私が大阪まで行くことはあまりありません。

ではなぜ今回大阪に行くことにしたのかというと、超リアル 食品サンプル展2018 〜世界各地の料理〜という食品サンプルの展示会が大阪南港のATCにあるエイジレスセンターというところで行われるということを知ったためです。南港に行くのもいったい何年ぶりか、ATCなんてそれこそ20年ほど行っていないのではないかという感じで、こういうことでもなければ行くこともないので良い機会ということで足を運んでみました。

このイベントは食品サンプル製作を主な業務とする株式会社いわさきが、社内の技術向上を目的として毎年行っている「製作スキルコンペ」の作品を展示するというものです。毎年テーマを決めて行われているこのコンペの今回のテーマは「世界各地の料理」ということで、様々な個性的な料理のサンプルが出展されていましたが、やはり普段見慣れていたり作り慣れているものでないと難しいためか、あまり知られていないような珍しい料理というのは僅かだったように思います。しかしそのどれもが非常に精巧で、リアルな質感を持っていて、とても美味しそうに見えました。会場がイベントスペースに会議用のテーブルを並べただけで、照明も蛍光灯だったのですが、これをもっと工夫してレストラン風の雰囲気にされていたとしたらさらに美味しそうに見えたことでしょう。

食品サンプルといえば私が子供の頃などは食堂の前に必ずと言っていいほど展示されていたものですが、最近はだいぶ減っているのではないでしょうか。しかし一定の需要はあるようですし、日本独特のものでもあるので、こうした技術を維持向上するために努力が行われているというのは素晴らしいことだと思います。違うテーマであればまた様々な料理のサンプルが見られると思うので、ぜひまた見に行きたいと思います。

なお、株式会社いわさきは1960年に分社して東西で棲み分けているイワサキ・ビーアイとともに全国シェアの7割ほどを握っているとのことですが、その他の食品サンプル会社も関西圏にいくつかあり、そのうちの一つは私の自宅近く、毎日の通勤路のすぐそばにあるということがわかりちょっと驚きました。普段関わることのない業界なので知りませんでしたが、思わぬ企業も身近にあるものですね。

湊川隧道

一見の価値あり。

湊川隧道、正式名称は「会下山(えげやま)トンネル」という湊川の流路を変えるために作られた河川トンネルですが、2000年にできた新湊川トンネルに役目を譲り、現在は近代化遺産として湊川隧道保存友の会により保存されているものです。年間スケジュールのページにあるように毎月第3土曜日に無料一般公開されているのですが、そこで撮られた写真が非常に綺麗だったので、私もぜひ行ってみたいと思っていました。

しかし、だいたい気づくのはその日になってInstagramなどに写真が投稿されたのを目にしてからで、毎月のようにがっかりしてしまっていました。そこで、3月の公開直後にカレンダーに登録し、ちょっと前から意識するようにしてようやく念願かなって見学することができたのでした。なお、一般公開は午後1時から3時までの2時間だけなので注意が必要です。

湊川隧道の入り口は神戸電鉄有馬線の線路のすぐそばにあり、最寄り駅は有馬線の湊川駅および神戸市営地下鉄西神・山手線の湊川公園駅になります。しかし、私の自宅からこの駅までは交通の便が良くないので、三ノ宮駅前からすぐそばまで行けるバスに乗っていくことにしました。地下鉄よりも多少時間はかかりますが、神戸の街を眺めながらのんびり行くのも悪くないでしょう。

入り口に到着したのはちょうど1時を過ぎた頃でしたが、パンフレットをいただいて中に入ってみるとすでに何十人かの方が見学されていました。そのまま奥の方へ進むとトンネルの中央部に小さなステージが設営されていて、その上で当日のミニコンサート演奏者の方々がウォーミングアップされているところでした。当日は「神戸の風五重奏団」という木管五重奏のグループで、演目はジブリ曲集とフランスの楽曲集ということでしたが、私は最初の1曲だけを着席して聴き、あまり興味が持てなかったのでその後すぐに退席してしまいました。

演奏が始まる前はステージの裏側、トンネルのさらに先の方に数メートルだけ進むことができ、そこからトンネルの奥の方を眺めることができました。ここで取ったのが最初の2枚の写真です。照明の加減で金色に輝くトンネルが非常に幻想的ですが、おそらく誰でも簡単にこのような美しい写真を撮ることができます。必然的にInstagramなどには同じような写真が何枚も投稿されていますが、自分の目で見てみる価値はあるのではないでしょうか。

なお、11月18日の土木の日のイベントとして、11月には普段立ち入ることのできない部分を通れる「隧道通り抜け」が開催されるそうです。この日はミニコンサートが行われないので、純粋にトンネルを楽しみたい人にはこの日が最高と言えるでしょう。私も都合が合えば次はこの通り抜けを体験してみたいと思います。

第45回東京モーターショー2017

車の売りは何なのか。

学生時代から、おそらく運転免許を取得してから自動車好きとなり、それが高じてなのか何なのか一応自動車関係の仕事をしている私にとって、東京モーターショーといえば2年に一度のお祭のようなもので、以前は毎回欠かさず見に行っていました。しかしそれも2005年の第39回までのことで、理由は忘れましたが2007年には行かず、そして2008年のリーマンショックの直撃を受けた2009年の第41回では規模が大幅に縮小されて海外メーカーのほとんどが出展を取りやめてしまったこともあって入場者数が激減するという大変な年でした。私は主に輸入車を楽しみにしていたのですっかり意気消沈してしまい、このあとも自然消滅的に見に行かなくなってしまったのでした。しかし今年はなぜかふと思い立ち、2005年以来5回12年ぶりに足を運んでみました。

私が行っていた頃の会場は幕張メッセだったのですが、東京ビッグサイトができて移転してからの参加も初めてとなります。そういえば晴海の東京国際見本市会場へも父に連れられて行ったのをなんとなく覚えています。東京ビッグサイト自体には他のイベントで何度か行ったことがありますが、ここはホールが東西に分かれてしまっていて渡り廊下がちょっと長いので、その点はだだっ広い幕張メッセの方が良かったような気がします。私はJR埼京線から直通のりんかい線に乗って行ったのですが、開場が9時だと思い込んでいてちょうど9時に到着する電車で行ったため、会場前で1時間近く待つはめになってしまいました。しかし、開場時刻にはかなり多くの人が並んでいたので、結果的にスムーズに入場できたのは災い転じて福となすということでしょうか。

今回、まずは一番混みそうなトヨタを最初に見ておこう、と行ってみたのですが、ここでまず失望を味わうことになりました。そもそも私はトヨタ車が好きではないのですが、それは別として、がっかりしたのは技術展示が「まったく」無いということでした。市販車を見るならショールームにでも行けばいいことですし、コンセプトカーのハリボテを見ても私には何も面白いことがありません。そのコンセプトカーにどのような技術が込められているのか、というのが見たいところなのではないでしょうか。

しかしこれはトヨタに限ったことではありませんでした。他の多くの自動車メーカーが似たようなもので、ただ一社違っていたのがマツダです。マツダブース内で一番の人だかりができていたのはコンセプトカーでもレース仕様車でもなく、SKYACTIV-Xのエンジンです。SPCCI(火花点火制御圧縮着火)なる新しい燃焼方式で究極の燃焼効率を目指しているもので、技術そのものへの関心のみならず、純粋に技術で勝負している姿勢も多くの来場者の注目を集めていたのではないでしょうか。

また、今回の各社のブースではVRを使用した展示がかなり目立っていて、どこでも順番待ちの行列ができていました。しかし、これは目新しさで人を集めているだけで、コンテンツはともかくVR自体は自動車の技術とは直接関係のないものなので、私には白けるばかりでした。ただ、列に並ぶ気になれず体験していないので、実際に見てみるといいものだったりしたのかもしれませんが、そんなに並ばなければわからないようなものが良い展示であるとは言えないと思います。

ちなみに、実は一番楽しみにしていたMINIが出展していないというのは行ってみてから知ったという愚かしさで、今回は下調べをあまりにサボりすぎたと少々反省しています。しかし、一応一通りカーメーカーのブースは見て回りましたが、若い頃のように心躍るようなものはなくて、もう次はやっぱりこないかな…という感じです。インターネットのおかげで会場に行かないとわからないような情報はほとんどありませんしね。