始まる前にはあちこちからケチをつけられ、中止すべきだという声も盛んに上がっていた大阪・関西万博2025こと2025年日本国際博覧会ですが、蓋を開けてみれば一度来場した人からは絶賛の声ばかりが聞こえ、計画された1日あたり28.5万人という来場者数には未だ満たないものの、5月末の時点で1日15万人ほどにまで増えてきているとのことです。評判が評判を呼ぶような状態になっているので、これから本格的に暑くなるまでにはどんどん増加することが見込まれます。せっかく隣の府県で開催されるので私たち夫婦も一度は見に行くつもりでいたのですが、このままではタイミングを逃してしまう、ということで慌てて計画を立てました。
しかし、この万博はチケットを買って現地に行くだけというわけにはいきません。行くまでにしなければいけないこと、すべきことがあって少々ややこしいのですが、果たしてこれはお年寄りなど対応できるのでしょうか。私も年寄りには片足つけた状況なので軽んじるようなことは言いませんが、デジタルには慣れている私にもだいぶめんどくさかったです。
万博チケット購入ガイドに書かれている通りに進めればいいのですが、まず最初に万博IDを登録しなければなりません。必要なのでしょうから仕方ないのですが、IDの登録というだけで構えてしまう人も少なくないのではないでしょうか。メールアドレスだけでもいいのではないかと思ってしまいますが、生体認証なども必要です。その上でチケットを購入するか、すでに入手済みのチケットを登録します。その上で入場日と時間帯、入場するゲート(東西どちらか)を予約して、さらに必要に応じてパビリオンやイベントの予約抽選を申し込み、それでようやく会場へ、となります。
パビリオンなどの予約も必要なものと予約不要なものとがありますが、予約は2ヶ月前、7日前の抽選と、3日前からの先着予約があるということで、これらも色々ややこしいです。抽選は第5希望まで選択可能で、先着予約は1つだけ予約可能とのことです。私の場合は2ヶ月前の期日はとっくに過ぎてしまっているので、とりあえず7日前の抽選を申し込んでおきました。とはいえ、私自身はどんなパビリオンがあるのかを調べることさえ面倒なので、選ぶのはほとんど妻任せです。
なお、チケット関連ヘルプに「万博ID登録に不安のある方へ」という項目があり、「万博IDを登録しない場合でも、旅行代理店等で入場チケットをお求めいただくことで、万博会場にご来場いただけます。」とされているので、上記手順は必須ということではないようです。ただ、その場合はパビリオン予約などが自分ではできないということのようです。
また、チケットの種類には午後5時以降入場できるという夜間券もあるので、私たちは1日目に夜間券で入場して、2日目に事前に入手していた一日券を使おうということにしています。このため、大阪市内の安いホテルも素泊まりで予約しましたが、これによって1日目は閉場時間近くまでたっぷり楽しむことができると思います。
ということで、いろいろ準備は必要ですが、せっかくの55年ぶりの万博ですから、しっかり楽しみたいと思います。といってもまだちょっと先ですけどね。