先日、「大阪・関西万博 2025 ー 準備編」という記事で事前の準備についてちょっと書きましたが、先日実際に万博へ行ってきました。月曜日と火曜日に有給休暇を取って、月曜日の午後4時から夜間券で入場して終了近くまで見たあと大阪市内のホテルに泊まり、翌火曜日の朝10時から夕方までまた見て回るという予定でした。
パビリオンやイベントの予約は2ヶ月前と7日前の抽選と、3日前の先着予約というのがありますが、2ヶ月前には予約できていなかったのでこれは利用できず、7日前抽選ではハンガリーパビリオンだけが当選、3日前予約は日付が変わる時にネットに張り付いているという気にはなれなかったのでこれも利用できませんでした。あとは当日バラバラのタイミングで少しずつ解放される予約枠を運良く掴むか、順番待ちの列に並ぶかということになります。
予約は会場内にある端末か、ウェブからできるのですが、端末にも行列ができている上に一人3分までで交代するように言われるので、その間に予約の空きを掴むというのは至難の業です。一方ウェブの方は自分のスマートフォンからどこででもできるのですが、このウェブのUXが最低でエンジニアとして許しがたいものです。予約するためのインターフェースなのだから空き枠だけを表示して効率よく操作させてくれればいいのに、フィルター条件にそのような設定がなく、しかも一回で表示するアイテム数が限られていて、あるパビリオンを選択して空きがなかったからと一覧に戻ると表示がリセットされてしまいまた「次へ」を押していかなければいけないという…言葉ではうまく説明できませんが、わざと手間を掛けさせているようにしか思えませんし、あながち間違いでもないのではないかとも思っています。
そんなひどい面もありますが、いいところもいくつもあります。まず、無駄と言われていた大屋根リングですが、実物を見ると予想以上に大きく立派で、かなり凝った作りになっていて大したものです。会期終了後も残しておけばいいのにと思ってしまいますが、年単位で残せるような耐久性は持たせていないのでしょうから仕方ありません。もし長期間安全に使用できるような構造や材質だったら、ずっと大きな費用が必要になったことでしょう。
また、無料の給水スポットが各所にあって、自分のボトルなどに自由に飲料水を汲むことができるという、熱中症への配慮がなされていたのも良い点です。その隣にボトルの洗浄機がある場所もありましたが、私は利用しなかったのでその使い心地などは不明です。
トイレの数が十分に確保されていたのも良い点でした。女性用のトイレもたくさん用意されていたようで、観光地やイベント会場などでありがちな女性用トイレ前の行列というのもなく、またとても清潔に保たれていたのも素晴らしいことだと思います。なお、オールジェンダートイレがあるというのも話題になっていましたが、私が利用したところの一つはオールジェンダーのみのところで、壁が厚めになっていたり防音などの配慮がされているようで、そういうものだと考えればそれほど特別なものではないように感じました。とはいえ、女性から見るとやはり不安などはあるのかもしれません。
今回、月曜日は小雨が降ってしまっていたため残念ながら噴水ショーもドローンショーも中止になってしまい、また暗くなってからは大屋根リングも閉鎖されてしまったのでリングの上からの夜景も見ることができませんでした。一方、火曜日は朝のうちで雨が止んだものの青空を見ることができなかったのですが、日差しがキツく暑いよりも体力的にはずっと良かったのではないかと思います。また涼しくなってから夜間券を購入して行ってみたいとも思っていますが、会期終了間際になってしまうと混み合って大変なのでしょうか。
ということで、見学したパビリオンなどについては別の記事で書きたいと思います。