Archives

金沢・あわら温泉旅行

写真が全部食べ物になってしまいましたが…

6月は休日のない月として子供の頃から認識してきましたが、私の勤務先では今年はなぜか11日月曜日が休日となっていて、3連休となっていました。「なぜか」とは言いましたがもちろんちゃんと理由はあって労働基準法の関係らしく、もともと6月には祝日がないことで稼働日が多くなってしまうというのが原因になっているようですが、まあそんなことはどうでも良いことで、世間が普通の平日のときに休みであるというのは行楽地などの混雑が避けられるのでとても嬉しいことです。しかしながら、妻子はそれぞれ仕事や学校が平常通りにあるので、私は一人で日曜日から1泊のドライブ旅行に行かせてもらうことにしました。

ちょうど台風5号が接近していたので直前まで本当に出かけるかどうか迷っていたのですが、台風は太平洋上を東へ進みそうだったので日本海側なら酷いことにはならないだろうと思い、前日にあわら温泉のホテル八木を予約しました。ちょうど楽天トラベルのタイムセールで朝食込み6000円というプランがあり、通常の半額近くにまでなっていたのでお得感で選んでみたのでした。ちなみに私はどうも楽天のいろいろなところが好きになれないのですが、楽天トラベルは楽天に買収される前の旅の窓口の頃から愛用しているので特別です。

さて、宿泊地が決まったので当日は自宅を早朝に出発し、まずは以前から行きたかった油揚げのお店、谷口屋で昼食を食べるべくひた走りました。私は到着時刻が予想できなかったので使いませんでしたが、行列のできる店のようなのでオンライン予約を使える人は使った方が良いでしょう。私は運良く10分ほどで席につくことができ、看板メニューの「油あげ御膳」をいただきました。20cm角ほどもある大きな油揚げは縁の部分がカリッと揚がっていて、とても食べ応えがありましたが、他にも魅力的なメニューがいくつかありますので、ぜひまた行ってみたいと思います。

次はまたさらに北上し、北陸第一の都市、石川県の金沢へと進みました。金沢といえば日本三名園の一つ兼六園ですが、ここも一周してみたものの高校の修学旅行を入れれば3度目なのでそれほどの感動はありません。私の一番の目的はその隣りにある金沢21世紀美術館ですが、これは長くなるので別記事にします。

このあとは金沢駅の近くのコーヒーショップ、サニーベルコーヒーで美味しいカフェラテをいただき、金沢駅の鼓門を見て、RETRIPで見た山さんで海鮮丼をいただきました。とても見栄えが良く、まさしく「インスタばえ」のする一品でしたが、寿司屋なので当然ですが寿司飯が使われており、正確にはちらし寿司ではないでしょうか。もちろん美味しかったのですが、期待が大きすぎたのか3000円という価格に見合うほどには感じられず残念でした。もう少し刺し身に厚みがあれば印象もだいぶ違ったような気がしますが、こんなものでしょうか。

その後は宿で温泉でも浸かってのんびりしよう、と思っていたのですが、途中で入ったスターバックスから福井に住む学生時代からの友人にメッセージを入れてみたところ、宿まで会いに来てくれることになり、とりあえずチェックインだけ済ませてすぐにファミレスへ行って昔話に花を咲かせることになりました。このあと結局宿に送ってもらったときには夜11時になっており、温泉だけ入ってすぐに寝てしまいました。しかしなぜかすぐに目が覚めてしまってその後寝付けず、露天風呂に入れるようになる朝6時まで悶々としたあとすぐに温泉へ行き、さっぱりしたあとでモーニングビュッフェを楽しみました。このビュッフェは特に和のおかずが充実していて、さらに越前そばもあって朝からお腹いっぱいになってしまいました。

寝不足だったため、2日目もさっさと出発してなるべく早く家に帰ろう、ということで東尋坊のあたりうろうろしてから日本海沿いに南下し、カフェマーレで海を眺めながらコーヒーを飲んでまず一服、その後さらに敦賀まで南下しました。敦賀では日本海さかな街で海鮮丼を食べ直し、家への土産に焼き鯖だけを買うつもりが、天候のせいもあってガラガラだったために他の店で干物なども買わされてしまいましたが、まあいいでしょう。このあとは夕食に間に合う程度の時間に無事に家にたどり着き、一人ドライブ旅行を堪能しました。敦賀の焼き鯖はとても美味しいので我が家では大人気で、お土産としては間違いありません。

「マナー」

本来は各個人が判断すべきことではないでしょうか。

以前から日本で「マナー」というものが履き違えられているような風潮が私は非常に気に入りませんでした。電車の中で携帯電話で話をしてはいけない、エスカレーターで歩かない人は地方によって右側か左側かに寄る、「飛行機の短い昼間のフライトではリクライニングシートを倒してはいけない」なんていうものもあるそうです。これらはどれも最近生まれたものであることは間違いありませんが、一体いつ誰が決めたのでしょうか。

もともと「マナー」という言葉は「行儀・作法」を指す言葉で、テーブルマナーや各種のしきたりのようなものを表していたのではないでしょうか。しかし、上で例に上げたものはどれも意味合いが異なるように思います。電車内での携帯電話については、本当は乗客同士が直接喋るよりうるさいということはないはずなのに、傍で聞いていると話の内容がわからないためにイライラする、というのが問題のはずで、要するに立ち聞きしなければ迷惑でもなんでもないはずなのです。また、エスカレーターについては、メーカーがやめてくれと言っているにも関わらず片側しか使わないことで、無駄に行列が伸びているのが本当にバカバカしいと思います。リクライニングの件は「短い」の判断基準が不明なのと、昼間でも疲れて眠いということはあるはずで、そもそも飛行機の背もたれなんてほんのわずかしか傾かないはずなのでくだらないことに思えてしまいます。

だいたいマナーというのは相手を気遣って自然に振る舞えることであるはずで、それをルールやマニュアルにしてしまい、誰かが決めた「マナー」に従うことが正しくて従わない人は悪い、と決めつけてしまうようなものは本来のマナーとは違うでしょう。電車の中では迷惑にならないように小声で通話すれば良いでしょうし、エスカレーターは立ち止まって乗るものなので混んでいる時に急ぐなら階段を駆け上がるべき、リクライニングシートは後ろに座っている人に迷惑になりそうなら一声かける、というように互いに気遣えば良いことです。

なぜ突然こんな話をするのかといえば、エキレビに「『了解/承知』どっちが正しいとか愚問だからもうやめませんか」という記事が掲載されているのを目にしたためです。私もちょっと前に「『了解』を目上の人に使うのは失礼」ということを聞いて気にしてはいたのですが、これが真っ赤なウソ、デマであったというのです。経緯については「『了解しました』より『承知しました』が適切とされる理由と、その普及過程について」という2016年の別のブログ記事で詳しく述べられているのですが、メール作法などの本を書いているライターの神垣あゆみという人が「『了解しました』よりも『承知しました』の方が『感じが良い』から」という個人的な感情に基づく、とんでもない勝手な理由で自身の著書でマナーとして紹介したというのです。

これは本当にひどいことではないでしょうか。本来失礼でもなんでもなく、受け取った人もこの「マナー」を知らなければなんの違和感も持たなかったはずなのに、これのせいで不愉快に感じてしまうということもあるでしょう。またこの間違った「マナー」について「この差って何ですか?」というテレビ番組で紹介したそうで、その理由について次のように説明しています。

「了=終わらせる」、「解=理解するとなり」、「了解しました」には話を理解して終わらせるという意味がある。終わらせる権限があるのは「目上の人」だから、「了解しました」は「目上の人」が「目下の人」に使う言葉。「承」は、「承る=聞くの謙譲語」で、自分を下げる言葉であるため、「目下の人」が「目上の人」に使うのが正しい。

こんなひどい話があるでしょうか。エキレビにも書かれているとおりですが、ある漢字に複数の意味があることは小学校で教わることですし、日本語の熟語というのはそれぞれの漢字に分解するだけで説明できるような単純なものではありません。「了」という字が終了の了だからといって「終わらせる」だなんて、子供でもしないようななんと子供っぽい理屈でしょうか。

エキレビでは他にも問題点が述べられていますが、そのどれもがまったくもっともな話で、私は完全に同意します。マナーというのは人に押し付けるものではありませんし、それに縛られて窮屈な思いをすべきものでもないでしょう。

長崎日帰り旅行

またしても充実の一日。

昨年9月末に職場のZさんに誘われて行ってきた、新幹線で福岡・佐賀日帰り旅行という強行軍がなかなか楽しかったので、またぜひという話をしていたら、年末にまたお誘いがあって今度はZさんとI君という歳の近い3人で長崎まで行こうということになりました。私の高校は修学旅行が毎年あるのに東北、北陸、北海道となぜか北の方ばかりだったので、長崎県に足を踏み入れるのは初めてでした。前回の佐賀県も初めてだったので、着実に全都道府県を制覇しつつあり、今回の長崎県入りでおそらく未踏なのは宮崎県と鹿児島県のみとなります。

さて、今回は行きの新幹線に6:37乗車ということで自宅をまだ暗いうちに出て、始発のバスに乗って駅へと向かいました。このツアーはセールで非常に安い代わりに、乗車する列車を選ぶことができず、乗り遅れると無効になってしまうというのが焦ってしまうところですが、無事に乗車してしまえば博多までは寝ていても着いてしまうので楽ちんです。博多到着後は前回同様タイムズカーレンタルで日産ノートを借りて長崎へと向かいましたが、九州自動車道と長崎自動車道を利用すると2時間もかからないので便利なものです。

長崎では市営駐車場に車を停めて長崎新地中華街へと歩いて行きました。2月後半から行われる長崎ランタンフェスティバルに向けて準備が進められているところで、中華街にもたくさんのランタンが飾られていました。長崎といえば長崎ちゃんぽんでしょう、ということで中華街へ行ったのですが、その中のどの店が良いのかなどさっぱりわかりません。さてどうしよう、と思った時に店先でお姉さんが声を掛けてくれた龍園新館に入ってみたのですが、ここの「特別サービスコース (6品)」というのが食べたかったのものは全て入っていて、美味しくて量もしっかりあって良かったです。特にちゃんぽんや皿うどんは私がこれまでに食べたものとは違う美味しさでした。薄味で物足りないという評価もあるようですが、関西の味に慣れた私達にはちょうどよかったようです。

食後はまたぶらぶら歩きながらオランダ坂へと行ってみました。行ってみてもどれがオランダ坂という坂なのかよくわかりませんでしたが、あの辺りの外国人が多くいた地域の坂の総称のようですね。東山手十三番館と十二番館などの洋館が残っていて風情がありましたが、神戸の異人館に慣れてしまっていると同じように見えてしまうのが残念でした。しかし、こちら長崎のもののほうが歴史の重みは感じられたように思います。ただ、どれだけすごい坂なのかと思っていましたが、斜度20%というところはありましたが、私が子供の頃住んでいた川崎市宮前区も坂だらけの町だったので、びっくりするほどではありませんでした。

ただ、この歳になると坂を登るのはやはりしんどいので、グラバー園に向かう坂にグラバースカイロードという斜行エレベーターが設置されているのは大変ありがたかったです。斜行エレベーター自体は私の自宅マンションにもあるので私にとっては全く珍しいものではないのですが、こうして一般の方々が無料で利用できるようになっているのは画期的ですね。近隣のご老人などは大いに助けられているのではないでしょうか。

グラバー園はイギリス商人のグラバーらの屋敷があったところに市内の他の建築物を移築して作られた公園ですが、長崎市内随一の観光地ということなのか、それまでチラホラとしか観光客は見なかったのに、ここだけは国内外からの観光客で大いに賑わっていました。修学旅行らしき中高生の姿も多く見られましたが、しかし彼らが楽しめるような観光地ではないように思います。私たちもこの歳になってこそそれなりの関心を持って見ることができますが、若い人向きとは言えません。なおこの近くには国宝でもある大浦天主堂がありますが、外壁工事が行われていて美しい姿を見ることができませんでした。これは非常に残念でしたが、もう一度長崎を訪れた時のお楽しみができたということにしておきたいと思います。

このあと浦上天主堂(カトリック浦上教会)にも行ってみましたが、こちらは原爆により破壊されたあと60年ほど前に再建されたもので、教会の建物としてはそれほど古いものではありません。近くに当時の鐘楼の遺構が保存されているものの、教会本体を廃墟として残さなかったことを惜しむ声もあるとのことですが、信徒にとっては再建こそ必要なことだったのは間違いなく、外野がとやかくいうことではないでしょう。

平和祈念像のある平和公園と爆心地公園、そのすぐ近くにある原爆資料館も見学してきましたが、どうしても広島のものと比較してしまいます。世界最初の被爆地ではないから、ということではないでしょうが、日本の端に近いからなのか、広島の方がどうしても目立ってしまっているのは否めません。しかし、資料館そのものは広島よりも新しく整備されていて、展示の趣向も若干異なっていて興味深いものでした。

このあとは博多へ戻って九州創作酒場 博多 笑門でもつ鍋その他で満腹になり、駅ビル内でお土産を購入して、いよいよ帰途に就きました。今回もまたまた盛り沢山な一日となりましたが、前回ほどあちこち移動していないので慌ただしくもなく、それでいて充実感があって良かったと思います。やはりあまり移動で時間を取られてしまうのはもったいないので、このくらいが良いのかもしれません。

次回は一泊してもっと南の方へ行こうかなどとも話していましたが、博多ばかりでなく金沢というコースもあるとかで、金沢にも美味しいものが色々ありますし、このところ寒いせいもあって温泉でのんびりなんていうのも魅力的に感じられます。家族を放り出してそんなに遊んでばかりでいいのかと思われるかもしれませんが…弁解はできません。