PC Watchの最近の記事で、「大学で広がる「BYOD」の波! 学校は生徒にどんなPCを持ってこいと言っているのか? スペックを調べてみました」というものがあります。大学が学生が購入して使用するPCについてどんなスペックのものを推奨しているのか、それに対して筆者のおすすめは、というものです。

この記事によると大学の推奨は大学によって広い幅があるものの、傾向としてはCPUがCore i3以上、メモリは8GB以上とのことですが、これは一般的なノートPCとしては最低レベルの要件ではないでしょうか。これより下にあるのは以前Netbookと呼ばれていたような、今で言えばChromebookのようなものだけではないでしょうか。

一方、この記事の筆者はCore i7、RAM 32GB、SSD 512GBを推していますが、これはハイエンドに近い性能であり、なかなか高価なものになってしまいます。たしかに4年間の在学中に不自由せずに使おうとすればそれくらいの性能がほしいというのはわかりますが、ただでさえ物入りな入学時には少しでも出費を抑えたいというのが親の立場です。

私の次男も3年前に入学する際、大学から推奨スペックが示されていました。細かいところは忘れてしまったのですが、要件としてWindowsまたはMacで、Intel CPUと書かれていたのが印象的でした。3年前といえばAppleM1を搭載したMacBook Airを発売してから半年ほど経ったところで、この製品の評判はとても良かったですし、Appleが自社製CPUへの移行を明らかにしている中でIntel Macを購入するというのは愚の骨頂でしょう。

ということで私が買い与えたのはこのM1搭載MacBook Airだったのですが、先日帰省していた次男に聞いてみると今でも非常に満足していて、「これにしてくれて良かった」とのことでした。今でも性能的に全く不足はないようですし、動かないアプリなどがあって困ったというようなことも一切なかったようです。

単に大学側としてはある程度幅を狭めておかないとサポートしきれないということだったのでしょうが、真に受けてIntel Macを買い与えられた学生たちがいるならかわいそうなことです。まあ前年まではMacもIntelしかなかったのですからそこまで困るということはないでしょうが、Macで問題がないならApple Siliconだからといって困ることはないだろうという判断が正しくて良かったです。

よくわからなかったのはAMD製CPUのWindows PCの扱いですが…それはそれでUSB周りの問題とかでサポートが大変なのかもしれませんね。