先日の妻の入院をきっかけに、自宅で昼食を摂る際にさっとパスタでも茹でるといいけれど、いちいち鍋で湯を沸かすのも手間と時間が掛かるから、電子レンジでパスタを茹でられる容器を買ってみよう、ということになりました。

最初は百均やホームセンターで適当なものを買えばいいかと思っていたのですが、ふとウェブで調べてみるとmybestに「【2024年】電子レンジパスタ調理器のおすすめ人気ランキング11選【徹底比較】」というまさに求めていたページがあったので見てみました。パスタの仕上がりと使いやすさという2点について比較してみたということで、パスタの仕上がりで非常に高い評価になっていたのがエビスという会社の「絶品レンジでパスタ」という名前の商品です。各種通販サイトで売られていますが、結局送料込みでの価格は大差なく、そもそも800円程度のものなので、私はいつもどおりAmazonで買ってみることにしました。

この製品の特徴は「ヴォルケーノ構造」なる蓋の形状にあって、沸騰して吹き上がった茹で汁が中央の突起部から吹き出し、それが蓋に空いた穴から容器内に戻ることで、茹で汁に含まれたでんぷん質がしっかり麺を包み込むようになってもっちりした仕上がりになるのだそうです。そのヴォルケーノ構造の効果がどこまで本当かはわかりませんが、面白いものではあります。

使い方は簡単で、容器に書かれているパスタの規定茹で時間と量に応じた目盛りまで熱湯を入れてからパスタを入れて、600Wの電子レンジならパスタの袋に書かれている規定茹で時間だけ加熱すれば茹で上がります。パスタソースも電子レンジで加熱するものだと、電子レンジが複数あるのでなければちょっと忙しいことにはなりますが、あらかじめ準備しておいて手際よくやるしかないでしょう。

実際に使ってみるとたしかに「火口」部分から吹き出している様子が電子レンジ内で見えました。ただ、この構造は演出のためのものでもあるような気がして、結局は茹で汁が外に吹き出さなければ良いのではないかとも思われますが、まんべんなく戻されるというところがポイントなのでしょうか。出来上がりは鍋で茹でたときと比べて勝るとも劣らずといった感じで、めちゃくちゃ美味しいということはないにしても手間がかからないので、少人数で食べるときにはとてもいいと思いました。初めてでも特にまごつくこともなかったので、きっと誰でも美味しく作ることができるでしょう。