私が先月購入したキーボード、Keychron Q10 Maxは非常に気に入って使っているのですが、実は問題が一つありました。これは製品単体の不良なのですが、一部のキーでチャタリングが発生しているというものです。

チャタリングというのはスイッチの1回の操作で複数のパルスが入力されてしまうというもので、キースイッチの場合には1回キーを押しただけで複数の文字が入力されてしまうことになります。私のキーボードでは特にIのキーで頻繁に発生していて、これは日本語を入力するときに多用するキーなので非常にストレスを感じていました。

これは明らかに不良なのでおそらく修理というかキースイッチを交換してもらえるはずなのですが、証明するのは煩わしいですし、返送するのも面倒です。あとから考えればチャタリングしても問題にならないキー、たとえばSHIFT などとスイッチを交換するだけでも良かったのですが、ついうっかりキースイッチを一式購入してしまいました。それがKPrepublicCIY Sakura Linear Switchというものです。Amazonではだいぶ高価ですが、私が購入したときは110個で5000円弱でした。探せばもっと安いところもありそうです。

キースイッチの交換はQ8Gateron Oil Kingに変えたときに続いて2回目なのでスムーズに済みました。交換後はもちろんチャタリングがなくなって快適です。スイッチの特性がもとの赤軸に似たものを購入したので当然なのですが、基本的な感触はいい意味であまり変わっておらず、自分好みのものになっています。そしてこれは使ってみるまでわからなかったことですが、ストロークが非常に滑らかで軸のブレが少なく、打鍵音もソリッドでとても高品質な印象で、とても気に入りました。

こうも気軽にキースイッチを交換するようになるとは自分も予想していませんでしたが、だいぶキーボード沼にハマってきてしまったということでしょうか。今のところはQ10 Maxが最高だと思っていますが、来年・再来年辺りに新しいキーボードが出てきてまた惹かれてしまうのでしょうか。同僚が購入したというClaw44 v3などを見るとかっこいいと思ってしまい、方向性が違うのでまだ踏みとどまっているような感じで実に危険です。