Keychron Q8

これで落ち着くのでしょうか…

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3年前にHHKB Pro Type-Sを購入したときには「これからは末永く使っていきたいと思います。」なんて殊勝なことを言っていたのですが、やはり飽きっぽいというか、新しもの好きなのはどうしようもないようで、このところKeychronというメーカーのキーボードの評判が良いので気になって仕方がありませんでした。

Keychronは2017年創業の新しいキーボードメーカーで、様々なタイプのメカニカルキーボードを作っています。製品ラインはワイヤレスのKシリーズ、高品質なQシリーズ、コストパフォーマンスの高いVシリーズという構成になっており、どれもシンプルで洗練されたデザインと高機能性を兼ね備えているようです。先日、今年就職した長男がちょっといいキーボードが欲しいと言っていたのでKeychronのキーボードを勧めて、K3を購入させたという経緯もあり、余計に私も気になってしまっていました。

そうして頻繁にチェックしていると、Q8という製品が近日発売されるということを知り、「これだ!」ということで発売開始のカウントダウンを待って、その数分以内には注文を完了してしまい、製品の到着を首を長くして待っていたのが2週間ほど前のことです。今はそのQ8を使ってこの記事も書いているのですが、実に素晴らしい製品で非常に満足しています。

Q8の最大の特徴はなんと言ってもAlice配列という、Keychron製品では初の、いわゆるエルゴノミクス配列です。キーボード中央で左右に分割されていて、右手と左手で担当するキーがそれぞれ中央に向けて斜めに配置されているため、脇をちょっと開いた形でも手首を無理な方向に曲げずにタイプできるので、腱鞘炎などになりにくいと言われています。私は特に腱鞘炎の症状があるわけではありませんが、歳も歳なので無理のない姿勢でタイプできるならそれに越したことはありませんし、何より見た目がかっこいいということに尽きます。

ただ、エルゴノミクスキーボードへの憧れのようなものは随分前からあったものの、これまでなかなか思いきれずにいたのですが、このQ8というかAlice配列ではBのキーが左右両方にあるというのが決め手となりました。正統派のタッチタイピングではBは左手人差し指でタイプするはずですが、私は我流なので中央付近のキーが曖昧になっており、Bは右手人差し指でもタイプしてしまっているのです。このキーが両方にあるということは、そういう人も少なくないということなのだと思いますが、そんな私でも無理なく使えそうだということで購入に踏み切ることができました。

実は以前にも1回だけエルゴノミクスキーボードを購入したことがあるのですが、それは普通にBキーが左手側だけにあり、それが定着しなかった原因の一つではないかと思っています。もう一つの原因もキーボード自体の高級感・使い心地だったので、それもこのQualityのQシリーズなら問題ないだろうと信じていました。

そのQシリーズの品質ですが、それはもう素晴らしいものです。宅配便が届いたときからそのずっしりとした重みには驚きましたが、梱包を解いてみるとその重みがほとんどそのままキーボードシャシーそのものの重さであるということにまた驚かされます。それもそのはず、製品仕様によると重量は驚きの1820gです。出荷時の状態で約2kgもある量産キーボードが他にあるのでしょうか。まあないことはないのでしょうが、その重量のもととなっている鋳造アルミ製のシャシーの剛性がしっかりしていて、さらにキースイッチが実装されている基盤の上下にガスケットその他の衝撃吸収機構が設けられているので、タイプ音は非常に落ち着いていて上品で、何も改造しなくてもとても静かです。

なお、Q8はシャシーの色とそれに合わせたキーの色がカーボンブラック、シルバーグレイ、ネイビーブルーの3色あり、キースイッチもいわゆる赤軸、茶軸、青軸の3タイプ、そしてKeychronの特徴的なノブの有無の組み合わせなどがあり、それらを選択して注文することになります。また、さらにカスタマイズしたいという人にはキーとスイッチなしのベアボーンもあります。私が選んだのはノブ付きのカーボンブラックA、赤軸です。ノブ付きの場合は文字キーと制御キーのどちらを色付きにするかでA/Bが選べるのですが、ノブの色とそのすぐ下にあるdelキーの色が近いほうがいいだろうと思って私はAを選びました。

ちなみにやはり良いことばかりではありません。不満ではありませんし、むしろ今までHHKBに慣れすぎていたのも問題でもあるのですが、backspaceなどHHKBと配置の異なるキーの押し間違えがまだ頻繁にあります。今まで自宅で使っていたHHKB Proは勤務先に持っていって使う予定なので、今後もこのタイプミスの問題は長引いてしまうでしょう。また、Q8はいわゆる60%キーボードの配列がベースになっているので、比較的頻繁に使用する[`~](バッククオート、チルダ)のキーが物理的になく、fnキーとescキーの組み合わせでタイプしなければならないのも問題です。キー配置はVIAという設定ソフトウェアを使ってかなり自由にカスタマイズすることができるのですが、そもそも余分なキーがあるわけではないので、結局いい方法は見つかっていません。

ということでまだもう少し慣れが必要な状態ではありますが、テキストやプログラムコードなどで普通の文字をタイプする上では非常に快適で、非常に満足しています。なお、このキーボードにもフルカラーのLEDバックライトが付いていて、色々なパターンで点灯させることができますが、私はほとんどの時間消灯して使っています。まあ、点灯・消灯の切り替えも簡単なので、気分に応じて点けてみたりすれば良いのではないかと思っています。

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