ウェブのニュースを見ていて、tbc東北放送ニュースページでトップニュースになっている「なぜ4月1日生まれは“早生まれ”になるのか 教育委員会に聞いてみると背景に「3つの法律」」という記事を見つけました。これはおそらく日本人の誰もが一度は疑問に感じたことがある問題だと思いますが、私も何度か説明を見たことがあるもののよく覚えていなかったので、改めて見てみました。

曰く、学校教育法第17条年齢計算ニ関スル法律民法143条の3つの法律が絡んでややこしいことになっているということなのですが、かなり屁理屈っぽく感じます。4月1日生まれの人は生まれた4月1日が1日目で、3月31日にその一年が終わるのだから、日付が翌4月1日に変わる瞬間には新しい年になっているはずで、年齢もその時点で上がっていると考えるべきなのではないでしょうか。この東北放送の記事では24時と0時とを違うもののように扱っていますが、実際には一つの同じ瞬間でしかないはずです。

ほとんどの人が疑問に感じるということは、普通ではない考え方だということです。本当のところはどうなのか知りませんが、過去におかしな考え方の人がこれを決めて、それを曲げるわけにはいかないので意固地になっているというように思えてなりません。学校教育法で「4月1日から3月31日までに生まれた人を同学年とする」というように決めておけばいいだけのことだったのですが、今から変えるのも大変ですし、そこまで必要なことでもないのでしょうね。

なお、この記事では4月1日生まれの子を取り上げて早生まれの良い点悪い点を書いていますが、3月生まれの私だってほとんど同じです。早生まれで良かったと思うことも嫌だったり大変だったこともあると思いますが、そんなものはあとになれば大したことではないので、気にしても仕方がないでしょう。学年単位の教育である以上、どこかで区切るしかないのですから。