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LG 43UN700-B

また会社への足が遠のきます。
🖥️

昨年からのCOVID-19の影響で在宅勤務をするようになって、自宅のPCの前に座っている時間が長くなったという人も少なくないでしょう。私はもともと自宅にいる間は何をするにしてもほとんどPCの画面に向かっていて家族にもそういう人だと思われていたようですが、最近は仕事も自宅でするようになってほとんど毎日家にいるようになったため、自動的にPCを使う頻度も飛躍的に高くなっています。正確には職場でも業務はほとんど自席のPCでやっていたので、それが自宅のPC画面になっただけのことではあります。ただ、そのモニターの重要性・生活への影響は非常に大きくなりました。となるとモニターもより良いものに変えると、仕事の効率を上げると同時に趣味の時間も充実させることができるのではないか、という発想になります。

これまで私はMac miniASUS PB278Qiiyama X3291HS-B1Dell Ultrasharp 2001FP HASという3枚の液晶モニターを接続して使っていました。2001FPは2004年に購入したようなのでかれこれ20年近くも前のものになりますが、バックライトが暗くなってきたくらいで特に動作に問題はないので、縦置きにしてほぼApple Music App専用画面として使っていて、X3291HSはウェブブラウザとフィードリーダーと動画、PB278QをメールやSNSと写真編集という感じでなんとなく使い分けていました。これはこれでこの使い分けが定着していたので、それほど不満があるわけではありませんでしたが、漠然とそろそろ4K動画というものを見てみたいと思うようになってきた、という感じです。

一方、在宅業務の方は会社購入のノートPCであるHP EliteBook 830 G5をPB278QとX3291HSに接続して、本体は閉じた状態で使っていて、そこから職場のデスクトップPCにリモートデスクトップで接続し、その画面をX3291HSに全画面表示する、というのが普段の使い方でした。しかし、私の仕事ではユーザーズマニュアルやデータシートなどの資料を見ながら仕様書やソースコードを書いたり確認したりする、ということが多いため、複数のウィンドウを広げて並べたいと思うとFull HDではちょっと手狭に感じていました。一方、PB278Qの方はWQHD/2.5Kですが、27インチなので寄る年波には勝てないというか、要するに老眼なので小さい文字は見えないのが辛いわけです。

ということで、単純に画面を大きくして、画素数を増やせばいいのではないか、という話になります。X3291HSと同じ31.5インチクラスでも、むしろそれより小さいサイズでも4Kモニターというものは普通にありますが、27インチ2.5Kでこれが限界と感じていたので、その画素サイズで4Kとなると単純計算で40.5インチ以上ということになります。自宅の居間にあるテレビが東芝REGZA 42Z9000という42インチのものなので、これと同程度ということです。42Z9000は購入したのが地デジ移行期の12年前で20万円以上もしたわけですが、最近はテレビでもPCモニターでも42インチ4Kでも6万円台くらいで買えてしまうのですから、さすがに時代は大きく変化しているわけです。ただ、この大きさのものを机の上に置くというのは普通ではないだろうと思って躊躇していたのですが、X3291HSと2001FPを撤去してPB278Qを縦置きすれば横幅はむしろ狭いくらいではないか、と気づいて実行に移したのでした。

ということで購入したのは私にとって初の韓国メーカーLG43UN700-Bという製品です。

LG モニター ディスプレイ 43UN700-B 42.5インチ/4K/HDR対応/IPS非光沢/HDMI×4,DP,USB Type-C/スピーカー/ブルーライト低減、フリッカーセーフ/リモコン付属

42インチとなるとPCモニターとは思えない巨大な箱で届いてちょっと面食らいますが、そういえばテレビの箱もこんな大きさでした。スタンド込みの重量は17.5kgとのことで、私自身は説明書の手順に逆らってスタンドを置いてからそこに画面を取り付けたのでなんとかなりましたが、スタンドを先に取り付けるなら一人での作業は避けたほうが良さそうです。机の上に設置してみるとなかなか壮観ですが、スタンドには仰角の調整機能があって若干下向きにすることもできるので、画面からの距離が近くて画面の中心が見上げるような形になったとしてもあまり問題はなさそうです。ただし、仰角以外の調整はできないので、左右の向きはスタンドごと変える必要がありますし、高さを変えることはできず、表示部分の下端が接地面から9cmほどの高さになり、もっと低くしたいという場合にはモニターアームなどを使う必要があります。しかしながらこの重量に対応するモニターアームは3万円程度はしますので、とりあえず私は我慢しておくことにします。

さすがに42インチというのは広々していますし、解像度が4Kあるので小さな文字も読みやすく、非常に余裕がある感じがします。これまでどおりの大きさでブラウザなどのウィンドウを開いて配置してみてもきっちり端に寄せる必要がなく、このゆとりが心の平安につながるような気がします。考えてみれば、小さな机では所狭しとギリギリまで使う必要がありますが、大きな机ではそんなに目一杯使うこともなく、ゆったりと使えるというのと同じことではないでしょうか。しかし、最初は持て余し気味に感じた広い画面も、数時間もすれば慣れてきてしまい、人間の適応力というのはなかなかすごいなあと思ってしまいます。

また、表示色については、初期状態ではやけに青白いと感じたのですが、色温度の設定を「暖色」に変更したところ違和感がなくなりました。色の設定はかなり細かくチューニングできるのですが、この色温度を変えたほかは輝度を少々下げただけで、きりがなさそうなので細かい変更はしていません。この際のメニュー操作は本体下部のジョイスティックか、付属のリモコンでできるようになっており、やや反応にもたつくような感じはあるものの、メニュー構成がわかりにくいというようなことはないと思います。なお、本製品はHDRにも対応しているのですが、Macの設定でHDRに変えるとおかしな色合いになってしまい、この点についてはまだ確認できていません。

液晶モニターというといわゆるドット欠けというのが気になるところかとは思いますが、LGでは

<ドット欠けについて>
液晶モニターは精密度の高い技術で作られており、99.99%以上の有効画素がありますが、0.01%以下で、画面の一部に点灯しないドットや常時点灯しているドット、明るさムラなどがある場合がございますが、これは故障ではありません。

<ピクセルポリシー>
液晶モニターの画面を9分割し、ピクセルのブライトドット、ダークドットが合わせて、中央に5点以上、または、全面で8点以上ある場合おきましては、弊社サービスセンターにて検査確認を致します。

としているため、よほど酷いものでなければどうせ諦めるしかなく、チェックして見つけても自分が不幸になるだけなので、私はあえて探さないことにしています。今のところ気になるものはありませんが、1ドットくらい欠けていても幸か不幸か老眼のせいで見えないような気がします。

ということで、1週間ほど仕事と趣味に使ってみましたが、不満に感じるようなことは全く無く、満足感の高い買い物となりました。正直に言えば画面の上の方はあまり積極的に使わないので、ウルトラワイドモニターでもいいのかもしれませんが、同程度の横幅と水平解像度を持つウルトラワイドモニターとなるとむしろ高価になりますし、映画などを全画面表示できることを考えてもテレビと同じ16:9の縦横比のほうが良いと考えています。ただ、壁紙が見える画面上の空き地に置けるデスクトップウィジェットのようなものがまた欲しいなどとも思うようになりました。かつてのKonfabulatorは好きだったんですが、もう流行らないようですね。

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MacBook Air 11″ 2011バッテリー交換

安くて簡単。
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Ubuntu Linuxを入れてすっかり実用的に使えるようになったMacBook Air 11″ Mid 2011ですが、さすがに10年近く前から使用しているものなのでバッテリーはだいぶヘタってしまっていました。どの程度信頼できるものなのかわかりませんが、ケーブルのLEDが緑になって充電が停止した状態でもバッテリー残量は62%くらいになっていてそれ以上充電することはできず、そこからの推定使用可能時間は2時間以下の表示となっていました。

その状態ではちょっと心もとないというか、充電しながらでないと怖くて使えないので、バッテリーを交換してみてはどうかと調べてみました。Appleのウェブサイトを見ると今でも交換してもらえそうなのはすごいのですが、費用が14080円となっています。新しいPCを購入することを考えればそれでも十分安いとは思いますが、しかし実際には本体の価値を超えているように思われて躊躇してしまいました。

そこでちょっと調べてみると、自分で交換するのも難しくないようです。iFixitのページで交換方法は詳しく説明されていますが、それを見ても工具さえあればネジを外して入れ替えて元に戻すだけで、非常に簡単そうに見えます。

肝心のバッテリー自体もAmazonで調べると中国製らしき互換品が数え切れないほど見つかり、一体どれがいいのかもさっぱりわからないくらいです。例によって商品説明もレビューも全く当てにならないので、とりあえず工具が付属していて、安めのものを適当に選んで購入してみることにしました。たかだか5000円程度なので、炎上・爆発したり本体を壊しさえしなければ、失敗したとしても諦めのつく価格です。

置換MacBook Air 11Inch バッテリー A1406 A1495 (ミッド2012ミッド2013初期の2014年版、2015年初期版) A1370(2011年中にのみ適合)[リチウムポリマー、7.6V、5200mAh]

注文するともう翌朝には届いてしまったのですが、特に怪しい感じはしなかったので早速交換してみることにしました。iFixitにあるとおりの手順で本当に簡単で、交換作業自体はものの15分足らずで終わってしまいます。ただ、さすがにオマケなので付属してくる工具の精度が低くネジにしっかり咬んでくれないので、舐めてしまわないよう力加減に注意して慎重に回す必要がありました。作業にあたって注意が必要なことといえばそれくらいなので、もし高精度な工具を持っていればあっという間に終わるのではないでしょうか。

ただ、時間がかかるのはその後です。Amazonのレビューを見ると1回使ったら容量がかなり少なくなってしまったという人がいるのですが、もしかするとそういう人は「キャリブレーション」をしていないのかもしれません。バッテリーには説明書の類が付属していなかったのでこれもiFixitなどを見ていないとわからないのですが、交換後に一旦満充電状態になってから2時間充電を続け、その後放電させて電源が切れてから5時間放置して、それから再度満充電にするという「儀式」です。これによってバッテリーの正確な容量をシステムに認識させ、残容量が精度良く表示されるようになるというもので、以前はAppleも定期的にこの儀式を行うよう指示していたのですが、最近は言わなくなったようなのであまり知られていないのかもしれません。

今回の場合、最初の充電時に残量表示が100%になってからも1時間以上充電が続いていたので、やはり最初は容量の認識にだいぶズレがあったようですが、キャリブレーション後には100%になって間もなく充電が停止するようになったので、効果はあるのではないかと思います。ただし、過充電と過放電はバッテリーに最もストレスを与えるものなので、頻繁にやるべきではないでしょう。普通に使っている分には大きくずれるということはないと思うので、私もよほどのことがなければ今後はやらないでしょう。

ということで、この記事は交換後のバッテリーを使用してスターバックスで書いてみているのですが、ここまで1時間弱使用していて残量が98%から76%になりました。このペースで行くと4時間程度使えるということになりますから、まあまあ悪くない、というか5000円弱の投資に対しては十分すぎる効果ではないでしょうか。新品時点でも公称最大5時間ということだったので、実用性能としては元に戻ったということになるかと思います。もしもバッテリーが寿命だから捨てるしかない、と諦めていた人がいたら、macOSのままでは性能的にも厳しいのでLinuxへの切り替えもセットにはなりますが、バッテリー交換で簡単に蘇らせることができるというのは本体買い替え以外の選択肢にもなると思います。ただし、そのPCでやりたいことにもよりますね。

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TourBox

使い込むほどに良さを感じそう。
🛠️

知らないうちは無くて困るものではなくても、一度知ってしまうと元に戻れない、良いものというのはそういうものだと思いますが、このTourBoxもその一つかもしれません。普通の人にはそんなに必要なものには見えなくても、使ってみると確かに効率が良く、地味に便利という感じです。

これは一体何なのかというと、私が好きなPCのインタフェース機器で、PhotoshopLightroomなどクリエイティブなソフトウェアを物理的なボタンやダイヤルで操作するための入力機器になります。

日本のクラウドファンディングの一つMakuakeでも昨年末にプロジェクトが公開されていたものですが、すでに通常販売も開始されています。私は以前からちょっと気になっていたもののちょっと安っぽいように見えたので保留していたのですが、最近になってあちらこちらのブログに複数のレビュー記事が出ており、「質感が高い」というコメントがあったためそれを信じて購入に踏み切ったという感じです。あえてそう言うからには「実は嘘」ということはないでしょう。注文してからは中国邮政トラッキングを睨みながら、というか何度もリロードしながら到着を待っていたのですが、届くまではちょうど一週間ほどでした。

最初のソフトウェアはやや不安定で、Lightroomを起動して操作しても反応してくれないというようなことがありましたが、たまたま届いて数日後にファームウェアとデスクトップアプリケーションがアップデートされて安定するようになりました。私は不満を持つのが数日で済んだから良かったものの、何ヶ月もあのままだったら失望して使わなくなっていたかもしれません。ソフトウェアの品質というのはやはり重要ですね、とソフトウェアエンジニアの端くれとして自戒しました。

なお、Lightroomのための入力デバイスとしてはLoupedeckが先行していましたが、これはすごくかっこいいし編集が捗りそうではあるのですがちょっと高いですし、あまりにLightroomに特化されているのでいつまで使えるのかというような不安もありました。その点、このTourBoxは汎用性の高いボタン、ダイヤル、ノブなどからなっていて、それをTourBox Consoleというソフトウェアで様々な機能に割り当てることができるので、Lightroomに限らずどんなアプリケーションでも使用することができそうです。

TourBoxを使ったからといってマウスやキーボードの操作が要らなくなるわけではないのですが、これまで画面上のスライダーをピクセル単位で気を使って動かしていたものがつまみを回して調節できるようになるのですから、それだけでも利便性は大きく向上しました。また、各種ボタンに割り当てられた項目に1プッシュで移動することができるのも非常に便利です。このボタンやダイヤルの割付はアプリケーションごとに自由に設定することができますが、今のところ私は初期プリセットの状態で使ってみています。それでも十分に効率が良くなっていることが実感できますが、今後他のユーザーのノウハウが共有されるとさらに手放せないものになるでしょう。

ということで、安くはない買い物ですが、写真の現像やビデオの編集、その他様々なクリエイティブな作業を日常的にしている人ならすぐに元が取れるのではないかと思います。実際に時間イコールお金であるプロフェッショナルの仕事ではなくても、アマチュアの趣味でもとても気分よく作業できるようになりますから、趣味こそそういう事が重要ではないでしょうか。