Archives

マクドナルド 新生ラテ

マクドナルド 新生ラテ手軽さと美味しさのバランスは最高?

だいぶ古い情報になってしまいますが、2010年にオリコンから発表された「買いたいコーヒーランキング」というのは次のようなものでした。

  1. マクドナルド
  2. ドトール
  3. モスバーガー
  4. スターバックス
  5. ミスタードーナツ

もう7年以上も前のものなので今調べたら多少違うものになっている可能性はありますが、世の大衆に問うとこのような結果になったそうです。知名度が相当影響しているのではないかという気もしますが、それだけ親しまれているということでもあるでしょうし、「スタバは美味しいかもしれないけれどちょっと高い」と感じている人も少なくないでしょうから、コストパフォーマンスを考えるとこういう結果になるのかもしれません。また、上位の回答では「クセがない」という点も挙げられているので、一般受けというのはそういうことなのでしょう。調査の内容をよく見ると、このとき評価されているのは香り、酸味、濃さ、苦味、後味、全体のバランス、という6項目で10点満点、購入意向に関して10点満点、ということなので、購入意向の重みが大きすぎるように思われます。この比率を変えると結果も変わってくるのではないでしょうか。

それはともかく、ここで最高評価を得ているマクドナルドの、カフェラテが生まれ変わるというニュースをキャッチしました。この新生ラテWorld Barista Championship2014年大会で優勝した井崎英典氏が「完全監修」したというのが売りになっているようです。といっても店舗ではマシンが全自動で抽出するだけなので、その設定をチューニングしたということなのかと思いますが、豆選びや焙煎、挽きについてアドバイスしたということなのでしょう。井崎氏にとっては自分の名前が全面に出されるということでなかなかリスクのあるものだったのではないかと思いますが、自信を持って送り出すことができたのでしょうか。

ということで、全国一斉に展開されるものなのかよくわからなかったものの、その初日である今週月曜日、出社前に職場近くのマクドナルド店舗に立ち寄って、朝からカフェラテを試してみました。カウンターには「新生ラテ」のPOPが出ていたので新しいものに変わっていたのは間違いないでしょう。日頃それほどマクドナルドでカフェラテを飲んでいるわけではないのではっきり比較できるわけではありませんが、なんとなくコーヒーの味がこれまで以上に強く感じられるような気はしました。とはいえ、飛び上がるレベルで美味しくなっているわけではないので、プラシーボ効果である可能性も否定できないレベルかもしれません。しかし、一昔二昔前のマクドナルドのコーヒーは多くの日本人が持つアメリカンを絵に描いたようなものでしたが、最近のものは今まででも値段の割には十分美味しかったわけで、それが少しでも改良されたということであれば美味しくないわけもないでしょう。

コーヒーに求められるものは味や香りだけではなく、それを提供する場所の雰囲気などもとても重要だと私は思っているので、他のカフェに行くことをやめてマクドナルドに行く、というようなことにはならないでしょう。しかし、全国津々浦々にあるマクドナルドですから、ドライブの途中でちょっと一服したいけれど良さそうなカフェもスターバックスもない、というような時には活躍してくれるので、それが少しでも美味しくなったというのは嬉しいことです。

アートの島・犬島と日生のカキオコ

石職人の家跡「太古の声を聴くように、昨日の声を聴く」程よく充実。

先日、デイリーポータルZのデジタルリマスター版(2007年の記事を写真画像を大きくして再掲載)として公開された「日生のカキお好み焼きを食べてきた」という記事を見つけ、以前食べに行ってとても美味しかったので「年明けにでも食べに行こう」とFacebookでシェアしたのですが、この時会社のZさんから食いつきがあり、この正月休みの間に一緒に食べに行こうということになりました。自宅から日生までは一般道でも1時間強で着いてしまう距離なのですが、せっかくなのでどこか寄るところはないだろうかと考えたところ、前からちょっと気になっていた犬島がいいのではと思いつき、行ってみようということになりました。

犬島へは宝伝港から高速船に乗って渡ることになりますが、10分足らずで着いてしまいます。また車で渡ることはできませんが、とても小さな島なので歩いて回っても十分なので、宝伝港周辺にある有料駐車場に停めていくことになります。フェリーの代金は300円、往復とも宝伝港で係の方に現金で支払うことになりますので、小銭を用意しておいた方が良いようです。
犬島の島犬 (犬島ハウスプロジェクト)
犬島には何があるのかというと、有名な直島とあわせてベネッセが運営するアートの島となっており、島内に現代美術作品が点在しています。作品は瀬戸内国際芸術祭の一環で製作・展示されているものですが、トリエンナーレ形式で3年に一度開催されるもので前回は2016年、次回は2019年なので今はちょうど端境期であり、また直島ほど有名ではなく規模も大きくないので落ち着いている状況です。

私も特に現代美術に造詣が深いわけではありませんが、芸術などというものは個人個人が思いのままに楽しめば良いものだと思っているので、難しいことは考えず直感で捉えるようにしており、「これはなんかいいな」くらいで楽しんでいます。当日は天気も良かったのでブラブラと散歩がてらアートを鑑賞するという感じで島内を回りましたが、私が特に気に入ったのはF邸「Biota (Fauna/Flora)」です。館内では撮影禁止とのことなので写真に収めることはできませんでしたが、「Fauna」の部分がなんとも言えない優しい雰囲気を持っていて好きです。
F邸「Biota (Fauna / Flora)」
また、最も大規模なのが犬島精錬所美術館という、20世紀の初め頃に稼働していた銅の製錬所の遺構を利用したもので、美術館全体が「ヒーロー乾電池」という一つの作品になっています。三島由紀夫をモチーフにした作品で、三島作品をちゃんと知っていればもっと楽しめたのだろうと悔やまれますが、そうでなくともなかなかグッと来るものがあり、見に行った甲斐があったと思います。なお、作品のタイトルである「ヒーロー乾電池」の箱が書棚の上にひっそりと置かれているのを発見しました。

週末に限り、美術館では犬島で生まれ育ったおばあちゃんが島の歴史などについて解説してくれるということだったのですが、本土に戻る船の便数が少なくタイミングを逃すと1時間以上待たなければならず、作品を見終わったところでちょうど船の出発10分前だったので急いで港に戻って本土に渡りました。このため夕食までにちょっと時間ができたので近くの西大寺観音院を軽く見学し、その後満を持して日生カキオコに挑むことにしました。
ほり - カキオコ・カキ増量玉
私は2年ほど前にも一度、カキオコを食べに行ったことがあり、その時に入った「タマちゃん」でもとても美味しくて満足したのですが、今回はまた別の店に行ってみようということで、「カキオコ発祥の店」を謳うほりに行ってみることにしました。ここも有名店の一つなので週末の昼時には長い列ができるようですが、午後4時頃という中途半端な時間に入ったためすぐに座ることができました。しかし、地元の方々に親しまれているらしく、そんな時間でも満席に近い状態でした。

私たちはカキオコのカキ増量玉とカキモダン焼を注文してシェアすることにしたのですが、最初に私があえてカキオコと違うものにしようとしてカキちゃんぽん焼をお願いすると「お好み焼きじゃなくていいのか」と言われてしまい、お勧めなのであればということでモダン焼きに変更したのでした。地元民ではないのでよくわかっていないと思われたのでしょうが、親切心で教えてくれたことはわかったので悪い印象はありません。

焼いているところを目の前で見ながらしばらく待っていると、私たちの前にカキオコとモダン焼がやってきました。お好み焼きの上にたっぷり10粒の牡蠣が載り、その上に塗られたソースの照りがさらに食欲をそそる美しさです。何枚でも写真を撮っていたくなりますが、そうも言っていられないのでできたての美味しいうちにさっさといただくことにします。カキオコの素晴らしいのは、牡蠣を焼く時にお好み焼きの生地で蒸し焼き状態になるため、牡蠣が縮まずぷりぷりした状態で焼き上がっているということです。今回は増量したことで1人10粒もの牡蠣をいただくことができて、腹持ちのいい粉物でもあり、質量ともに大満足で帰路に就くことができました。

ということで、播磨地方からの日帰り旅行の理想的なプランとなったわけですが、カキオコだけであれば会社帰りにも行けないことはない距離なので、この冬の間にでももう一度、また別の店を試してみたいと思います。また、犬島の方は今回の旅でほぼ網羅できたので、今度は直島の方へ足を伸ばしてみたいところです。

Kingsman: The Golden Circle

Kingsman愛すべきElton John。

約3年前にアメリカで「キングスマン」を観た時にはあれほど面白い作品だったのにまだ日本での公開も決まっていなかったのですが、その後半年以上経ってから公開されると日本でもそれなりの人気作となったようでした。そして今日、日本でも続編の「キングスマン: ゴールデン・サークル」が公開されましたが、アメリカでは昨年9月に公開されているので、およそ4ヶ月遅れとなったようです。やはり字幕や吹き替えを製作しなければならないので、若干遅れてしまうのは仕方ありませんね。

ということで正月早々ですが、公開初日の今日、また一人でこの作品を観に行ってきました。

今回はKingsmanの面々がアメリカのStatesmanという謎の組織の協力を得て敵に挑む、というのは予告でも明らかになっていることなので問題ないと思いますが、実はなかなかひねりが効いていて面白い作品になっています。随所にコミカルな楽しさが散りばめられていてとても明るいのに、前回より抑えられたとはいえややグロテスクで悪趣味な描写もあるのは相変わらずです。ちなみに本作もアメリカではレイティングがRなのに、日本ではPG12というのは随分差があります。まあ、f**kを連発していましたので、それが大きく影響しているのかもしれません。

中心的なキャストは前作から引き継がれているのですが、StatesmanのGinger AleにHalle Berry、悪役のPoppyにJulianne Mooreが出ている辺りが注目でしょうか。しかしそれ以上に驚くのが、Elton Johnです。私はまったく予期していなかったので本人なのかどうか信じられなかったのですが、あれだけの演技をしてしまうというのはさすがのエンターテイナーだと感心してしまいました。

なお、私はセリフも役者の演技の重要な要素だと思っているので今回も字幕版で見たのですが、”HKLP“という略語に対する字幕が何か別の英字4文字になっていて混乱してしまいました。セリフでははっきり「HKLP」と発音しているのに、それを無理やり別の物に変える必要はないのではないでしょうか。何となっていたかは覚えられなかったのですが、HKLPの意味を説明する時のセリフにアルファベットが振られていたように思うので、日本語のローマ字の頭文字にしたのでしょうか。

それはともかく、本作は前作から引き継いでいる部分が結構あるので、前作を知っていた方が楽しめることは間違いないと思います。しかし私もだいぶ忘れてしまっていて、見ていて「ああそんなこともあったな」という感じだったのですが、このあと前作を借りてきて復習しようかと思っています。これから見るという人には、ぜひ前作を先に観ておくことをお薦めしたいです。