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The Theory of Everything

今まで何も知らなかった。
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2014年にアメリカを中心にIce Bucket Challengeという運動がSNSなどを通じて社会現象となりました。バケツに入った氷水を頭からかぶる様子を動画で公開し、つぎに同じことをやる人を2、3人指名して繋いでいくというものでしたが、これは筋萎縮性側索硬化症(ALS)の研究を支援するための運動でした。氷水をかぶることについての意味は私にもよくわかりませんでしたが、この運動を通じてALSに対する世間の関心を高め、莫大な資金を集めることができたようですので、運動そのものが当初の期待を大幅に上回る成功となったのは間違いありません。

それまで私のALSに関する知識はほぼゼロだったのですが、それでもDr. Stephen Hawkingが患っている難病であるということだけは知っていました。ほとんど体を動かすことができず、機械を通じてのみ意思疎通が可能でありながら理論物理学の権威であるという、二重の意味で平凡ならざる人生を送られたであろう博士も昨年生涯を終えられたのですが、その博士の伝記映画である「博士と彼女のセオリー」という作品を観てみました。

博士と彼女のセオリー (字幕版)
(2015-07-22)
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この作品は博士がまだ健在だった2014年に製作されたものですが、博士の元妻であるJane Hawkingが書いた「無限の宇宙 -ホーキング博士とわたしの旅-」という回顧録を元に、二人の関係を描いたものとなっています。博士がALSを発症する直前に知り合い、発症して余命2年と宣告されたにも関わらず添い遂げる覚悟を決め、その後予想を大幅に超えて何十年も活躍を続けた博士とそのそばにいたJaneの思いが伝わってくる映画でした。しかしただ美しいだけでなく、現実として存在するであろう様々な問題についても考えさせられます。

本作ではEddie RedmayneがDr. Hawkingを演じていますが、Eddieはこの役でアカデミー主演男優賞などいくつもの賞を受賞しており、完全に本人にしか見えないような迫真の演技を見せてくれています。本人の写真を見てみてもまったく違和感がなく、Eddie以外にこの役が務まったとは思えません。Jane役は私にとっては「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のJyn ErsoでおなじみのFelicity Jonesですが、童顔の彼女なので老けメイクをしても若々しく見えてしまうのは良いのか悪いのか微妙なところです。

ちなみに博士が初期に提唱した「ホーキング放射」、ブラックホールが何もかも吸い込むだけではなく熱的な放射があるという理論的予言は、今年になってEvent Horizon Telescopeによって「撮影」された画像によって人々の目に触れることになりました。実際には予言に基づいてそれらしい画像を探したということのようですが、それまでイメージ図でしかなかったものが写真として見ることができたことで、Dr. Hawkingの理論が単なる計算上のものなのではなく、現実であると実感できたような気がします。

ハウス 夏のカレー <旨辛キーマカレー大辛>

少なくとも楽ちんです。
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先日、カレー部長が「テレビでやっていた」と教えてくれたのがハウス食品夏のカレーというものでした。カレーを冷たいまま食べられるというのはどうなのだろう、と試してみずにはいられず、それからあちこちのスーパーなどを探してみたものの、いくら探してもこのあたりでは見つかりませんでした。そうなると意地になってしまうものですが、こちらにはAmazonという味方…もしかすると敵かもしれませんが、とにかく注文して購入してしまいました。しかしながら、家でレトルトカレーを食べる機会はそれほどないのでなかなか試すことができなかったのですが、夏の暑さもピークに差し掛かった昨日、ようやく食べてみることができました。中辛と大辛とがあり、両方買って部長と分け合ったのですが、今回食べたのは旨辛キーマカレー大辛の方です。

ハウス 夏のカレー 旨辛キーマカレー 大辛 180g×5個
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夏のカレーと言うだけあって夏の間だけの数量・期間限定商品となっているそうですが、2011年から毎年恒例の商品となっているもののようです。当初は中辛のキーマカレーのみだったようですが、今回食べた「旨辛キーマカレー大辛」は2015年から追加されたものだそうです。暑いときには辛いものでスッキリしたい、ということを考えての大辛なのだと思いますが、5段階で付けられている辛味順位が6というわけのわからないことになっています。もともとジャワカレー辛口が辛味順位5となっていますので、それよりさらにちょっと辛いということなのでしょう。少なくとも現在のハウス食品のレトルトカレーの中では最も辛いもののようです。

実際に食べてみるとスパイス感はあまりなく、唐辛子の辛さが強い印象でした。私にとっては普段行くカレー屋さんのカレーの方がだいぶ辛いのでまったく許容範囲ですが、毎週何度もカレーを食べているわけではない普通の人にとっては結構な辛さかもしれません。それを除くと非常にトマトの味が強いので、カレーというよりは辛口ボロネーゼソースをご飯にかけているような感じになりました。それはそれで悪くはないのですが、カレーと呼ぶには他のスパイスが弱いのです。おそらく、茹でたてのパスタにかけるとイタリアンとして美味しくいただけるのではないでしょうか。まあ、カレースパゲティというものもあるので、合わないはずはないのですが。

なお、最近のレトルトパウチはそのまま電子レンジにかけられるようになっているので大した手間ではありませんが、温める必要がないというのは確実に一つの利点です。山へ持っていくとか、災害時のために備蓄しておくとかいうような使い方も考えられるのではないでしょうか。まあ寒いときには火の通ったもので体を温めたいということもあるので、そういう向きにそぐわないのはどうしようもありませんが。

ホワイト国

子供の喧嘩じゃないんだから。
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日本と韓国との関係第二次世界大戦終結以降良かったことはないのだろうと思いますが、現在のムン政権ではいわゆる徴用工問題をこじらせてなかなかややこしいことになっています。まあ大体隣国との関係が良いというのは珍しいことで、本当に仲が良いなら国境線など引く必要もないわけです。アメリカとカナダの関係は良好に見えますが、それでも互いに受け入れられないものはあるはずです。

外交問題についてはそれぞれの言い分もあるのでどちらが正しいというだけでは解決しないと思いますが、最近話題になっているいわゆる「ホワイト国」について、韓国側の対応が理解できないのでちょっと取り上げておこうと思います。

「ホワイト国」というのは安全保障貿易管理の一環として「外国為替及び外国貿易法」、いわゆる外為法に基づく「輸出貿易管理令」で定められている「キャッチオール規制」で、優遇措置対象の国々に対する呼称として使われていた名称です。これについて8月28日から、これまでのホワイト国を「グループA」、非ホワイト国を「グループB/C/D」に区分し、この分類において大韓民国をグループBに分類する、ということが8月2日に閣議決定されたというわけです。

ここでいう「優遇措置」というのが何なのかがポイントですが、大量破壊兵器の開発などに利用・転用されるおそれがないかという審査を省略することができる、というのがその内容です。つまり、あくまでも安全保障上の管理であるため、グループAから外れたとしても審査が厳しくなるだけで、一般的な貨物の輸出であれば手間がかかるという以上の問題はないはずなのです。もちろん手間がかかるということは経費がかかるということになりますので、商売として不利になってしまうことはありますが、どうしても日本からでないと購入できないということでなければ、それは輸出する日本側の競争力が低下するということでしかないのではないでしょうか。

これに対して、韓国側が報復措置として日本をホワイト国に相当する分類から外すことにした、というのがわけがわかりません。堂々と「報復である」と表明してしまうのも意味がわかりませんし、半導体など韓国が売りたいものは対象外にする、というのも何をしたいのか不明です。日本が韓国から買えなければ困るようなものはサムスンの半導体くらいでしょうから、困るのは他の韓国企業だけなのではないでしょうか。

今回の騒動のそもそもの発端は、キャッチオール規制の前に審査が必要なリスト規制の対象品目であるフッ化ポリイミドについて「不適切な事案」があったためということになっています。この「事案」について具体的な説明はなされていないのですが、私はこれについて韓国側への配慮で伏せられている可能性も考えています。いくらなんでもこんな大事になることがわかっていることをでまかせで言うわけがないので、公表されると困る人がいるから明らかにしないのでしょう。

ただ、韓国側から見ると自分たちが悪者であると言われているのと同じなので、国民感情として反発してしまうのも理解できます。しかし、こんな幼稚な報復では問題が解決に向かうはずもないので、韓国政府にはもう少し考えて対応してもらいたいものです。