Amazonでは結構頻繁にセールが行われていますが、私はどうもセールが終わった頃に買いたい物が出てきてセールのタイミングを逃してしまうのですが、今回は以前から欲しかったAeroPressがタイムセールで1000円ちょっと安くなっていたので、背中を押してもらって購入しました。

AeroPressにはいくつかのモデルがありますが、私が購入したのは基本のOriginalというモデルです。本当はClearがいい感じですが、日本では正規では売られていないようです。Originalはアメリカでは直販で$39.95という値段になっていますが、日本ではその1.5倍程度になってしまうのは仕方ないでしょうか。

で、これは一体何なのかというと、コーヒー抽出器具の一つで、エスプレッソメーカーの一種と言ってもいいと思います。巨大な注射器のようなもので、シリンダー内にコーヒー粉とお湯または水を入れ、下向きにプランジャーを押し出して空気の圧力でシリンダーの端に付けたフィルターを通して抽出します。構造は非常にシンプルなので故障するようなことはないでしょうし、掃除もとても容易です。

私はまだ今日2回淹れてみただけですが、使い方はすぐに分かりました。ただ、コーヒーの挽き方が荒かったのかちょっと薄めに出てしまったので、明日はもっと細かく挽いて試してみたいと思います。今日は薄かったとはいえ、スッキリと雑味のない感じでなかなか美味しかったです。また、淹れるためにかかる時間はほんの数分で、後片付けもすぐに終わるのでとても手軽に使えます。今までは普通のフィルタードリップが一番楽かと思っていましたが、このAeroPressも引けを取らないと思います。

このAeroPressの使う際、フィルターをセットしてから粉とお湯を入れるのが通常の使い方なのですが、プランジャーをセットしてからプランジャーを下にしてそこに粉とお湯を入れ、その後フィルターをセットしてから逆さにして淹れるという「インバート法」なる使い方があります。ウェブでは多くの「専門家」等がこのインバート法を勧めているのですが、メーカーはそれを認識したうえで、そういう使い方をしないように説明書に記載しています。

それでもインバート法を推している人が多数派に見えますが、本当にそんなに美味しく淹れられるのでしょうか。それほどいいならメーカーもインバート法で安全に使えるように改良するような気がするので、単にそのほうがかっこいいと思っているからではないかと穿った見方をしてしまう私がひねくれているのでしょうか。私はそんなメーカー非推奨の使い方をして火傷でもしたらたまらないので、頑なに通常の使い方で行きたいと思います。