先日東京ドームで行われたTaylor Swiftのコンサートはなんと45曲、定刻に始まって3時間20分にも及ぶものだったということで、このチケットを入手して会場に行けた人は本当に幸運だったといえるでしょう。私はそれほど熱烈なファンというわけではありませんが、Redや1989など以前のアルバムはよく聴いていたので、これほどのコンサートであれば私も行きかったです。
さて、このコンサートはその内容だけでなく、この公演を終えたその日に行われるSuper BowlにTaylorがプライベートジェットで行って間に合うのか、ということも話題になっていました。というのも、このSuper BowlにTaylorと交際しているTravis KelceがKansas City Chiefsの選手として出場していたためで、結果的にTaylorは無事に試合開始に間に合い、そしてさらにChiefsはSan Francisco 49ersを破って今シーズンのチャンピオンとなったという、出来すぎたストーリーとなりました。
この出来事の裏で、ワシントンDCの日本大使館がXやInstagramに異例の声明を投稿したということでも話題になっていたそうです。
要するに「間に合うから安心して」というような内容なのですが、Taylorのアルバムのタイトルを取り込んだちょっと洒落たものになっています。しかし、わざわざ大使館がこういう声明を出すというのは異例としか言いようがないでしょう。
私はこれをForbesの「在米日本大使館のテイラー・スウィフト異例声明、ザワザワする外交官たち」という記事で初めて知ったのですが、この記事によると日本の外交関係者らからはどうも否定的な反応が多いようです。しかしこの投稿を見た一般の人からは好意的に捉えられることのほうが圧倒的に多いと思われ、こうした投稿はどんどんやって、大使館も柔らかいイメージを打ち出していったほうがいいのではないかと考えます。こういった動きを内輪で潰してしまうのはもったいないことではないでしょうか。
これがこの1回で終わってしまうとTaylorだけ特別扱いしたようになってしまうので、このような投稿は今後も是非続けていってほしいものです。役所が堅苦しいのはイメージだけではなく実際にそうなのでしょうが、ごく一部であってもこれに関わった人がいたというのは嬉しく感じました。