最近遅ればせながらTemuという通販サイトの存在を知りました。「Temuについて」を見ると「Temuは、2022年にマサチューセッツ州ボストンで設立されました。」と書かれていますが、実際にはAliExpressと同様の中国ベースの企業で、ほとんどの商品が中国から発送されるようです。昨年のSuper Bowlで大量に広告を打ったらしくアメリカで爆発的にユーザーが増え、日本でも昨年7月からサービスを開始しているとのことです。
実は昨日の記事に書いたキースイッチはTemuで購入してみたのですが、その経験からするとかなりAliExpressによく似た印象です。しかし、AliExpressで一番問題に感じていた注文してから手元に届くまでの時間が大きく違い、AliExpressでは大体2週間くらいかかるところがTemuでは注文から5日目で届きました。へたすると当日届くAmazonなどとはまだ大きな差がありますが、この程度であればストレスに感じるほどではありません。これは配送に佐川急便やヤマト運輸など日本国内の業者を使用しているのも効いているのかもしれません。
値段の方は他と比べて絶対的に安いということはないと思いますが、非常に幅広い品揃えとなっているようなので、掘り出し物を探すのが楽しいということなのかもしれません。トップページにはなんの脈絡もないように多種多様の商品が掲載されていて、こんなものもあるのかとついつい買ってしまうというのを誘っているのでしょうか。
しかしTemuのアプリにはマルウェア汚染などもあったようで、ExpressVPNのブログではアプリではなくウェブブラウザからの購入が推奨されていたり、またクレジットカードは危険なのでPayPalを使った方が良いなどとも言われており、私も今回はPayPalで購入しました。また、登録後には広告メールが続々届くので辟易としてしまいましたが、これは配信停止をすればピタリと止むので、そのあたりの行儀は悪くないようです。
ということでなんとも微妙な使い心地のTemuですが、またたまに覗いてみて面白いものがあったら買ってしまうかもしれません。それほど急がないけれど、できるだけ安く買いたいというときの競合先として利用するのもいいでしょうか。でもまだちょっと高価なものを買うのはまだ怖いですかね。