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Dark Reader

飽きるまでのことかもしれませんが。
🕶️

かつて古のPCの画面は黒地にグリーンやオレンジ、白の文字と決まっていたものですが、いつのころからか紙に印刷したもののイメージからか白地に黒が基本となってしまっていました。しかし最近はWindowsでもMac OSでも、PCでもスマートフォンでもダークモードが人気を博しているようです。通常はどちらかを選択できたり、時間帯によって昼間はノーマルで夜間はダークモードといった使い方ができると思いますが、一日中ダークモードで使っている人も少なくないのではないでしょうか。

AppleがWWDC 2019のキーノートスピーチで対応を発表したときにはその日一番の盛り上がりでしたし、世界的にも人気であることは間違いないでしょう。一つには自発光式の有機ELのディスプレイでは暗い色のほうが消費電力が小さいから、という理由もあるかもしれませんが、多くの人は見やすいから、かっこいいから、目新しいからといったことからではないでしょうか。私もそうした中の一人です。

ということで、OSがダークモードに対応してウェブブラウザ本体のメニューバーその他UIも暗色で表示されるようになりましたが、その中に表示されるウェブページの内容はそれぞれの運営側が対応させる必要があります。TwitterFacebookなどはUIの刷新とともにダークモードに対応させてきましたが、そういったところはまだまだ少なく、眩しいくらいに真っ白なページで表示されるところが多数派なのが現状です。

それならば表示させる側でダークにしてしまおうというのがブラウザの拡張として実装されているDark Readerというものです。ChromeFirefoxSafariEdgeというメジャーなブラウザに対応しているので、これなら誰でも試すことができるでしょう。

私がその存在を知ったのは「人気の拡張機能『Dark Reader』の悪意あるコピーが蔓延」というソフトアンテナブログ記事だったので、インストールする際には注意が必要です。Dark Readerのホームページにあるリンクからたどっていけば間違いないでしょうが、chromeウェブストアで見ると確かに紛らわしいものが複数ありますので、慎重に選択しましょう。

実は調べてみると1年半ほども前の2018年12月にはGigazineにも「Chrome・Firefox・Safariを簡単に『ダークモード』にできる拡張機能『Dark Reader』を使ってみた」という記事が掲載されているくらいなのでまったく新しいものではなかったので、自分の情報収集能力の衰えを感じてしまいましたが、この記事もRSSフィードリーダーで見ていたはずなのに素通りしてしまったようです。

実際に使ってみると無理やりダークモードにしている割にはかなり自然な感じで表示され、これで十分ではないかと思えるレベルです。本来のページのデザイナーの意図した通りのものではなくなるので、大々的に宣伝すると著作者人格権的な問題もあるかもしれませんが、個人で使用する範囲では問題ないでしょう。ただ、どうしても違和感が生じるところはやはりありますが、そういったところではドメインごとに個別にオン・オフするのも簡単です。

ということで、私は日常的に使っていきたいと思っていますが、いつの間にかダークモード対応していたとしても気づかないということになるかもしれません。また、これに慣れすぎてしまって、他の環境で本来の表示を見たときに戸惑う、なんていうことになってしまうかもしれませんね。

Feedly DDoS攻撃

Feedly野放しにしておいてはいけない。

Google Reader亡き後のフィードリーダーの本命とされているであろう、私も愛用しているFeedlyですが、先月のある日(6/11)突然利用できなくなりました。何らかの障害やメンテナンスでサービスがダウンするということはそう珍しいことではありませんが、今回は公式ブログ上DDoS攻撃を受けていると発表がありました。

しかも今回独特なのは、犯人から「身代金」の要求を受けているということです。DDoS攻撃をやめて欲しければ金を出せ、ということで、日本で言えば不正アクセス以外にも恐喝威力業務妨害という立派な犯罪行為です。DDoS攻撃というのは単なる嫌がらせや自己満足として行われることが多いイメージがありますが、ここまであからさまなゆすり行為はこれまであったのでしょうか。

金銭の授受というのは犯人側にとって大きなリスクがありますので、今回のFeedlyが本当のターゲットではなく、Feedlyに与えたダメージを見せしめとして、真の標的に圧力を掛けるのが本当の目的だという分析もあります。実際のところはわかりませんが、そうなのだとすればFeedlyはとんだとばっちりということになりますね。

Feedly側も対策を講じてしばらくするとサービスも再開されたのですが、驚くのがこの犯人がしつこく何度も攻撃を加えてくるということです。Feedly側の対策も最初は時間がかかりましたが回数を重ねるごとに対応が早くなり、実質的に攻撃が無意味となったのかあるところで終わったようですが、乗っ取られたマシンを踏み台にしたdistributed攻撃であるがゆえに回数を重ねても足がつくということはないのでしょうか。それとも、時間をかければどこかでしっぽが掴めそうなものなので、危なくなる前にやめたということなのでしょうか。

それにしてもユーザにとってみれば犯人には大いなる憤りを感じますし、広く社会にとっても放っておいて良いものではないように思いますが、捜査当局の手は入っているのでしょうか。Feedlyが今回の対策にかけた費用が泣き寝入りになるような事態に甘んじなければいけないというのは問題でしょう。正義が行われるべきだと思います。

今回の一連の障害により、しばらくFeedlyが使えないということが何度か続いたわけですが、そのお陰で時間に余裕ができたとか、なかなか手が付けられなかったことができたとかいうことがあり、実は悪いことばかりではなかったりします。日頃いかにFeedlyに依存し、情報に追われているかということですが…

虚構新聞

虚構新聞余裕のない人はモテませんよ。

私はちょっと知るのが遅れましたが、昨日「虚構新聞」というウェブサイトが槍玉に上がっていたようです。このウェブサイトでは嘘のニュースを創作して掲載しているのですが、要するにエイプリルフールネタを一年中やっているようなところです。ただし、単なるデタラメではなくて、時事ネタに微妙に絡めて本当に有りそうな、でもやっぱり無さそうな絶妙な線を狙ってくるので、見出しだけ見てまさかと思って良く見ると虚構新聞だった、という脱力感を楽しむようなところがあります。今回は、これにまんまと騙されてしまった人がいわゆる逆ギレに近い状態で騒いでいるような様子です。

問題となっている記事は「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」という、「そんなわけあるかっ!」というようなものなのですが、どうやらこの記事がTwitterの非公式RTで「拡散」された際に虚構新聞の記事であることが伝えられなかったため、真に受けてしまった人が少なからずいたようです。それでさんざん大騒ぎした後で虚構であることを知らされてキレてしまったというわけです。

後になって知った私が言うのも後出しジャンケンのようで不適切かもしれませんが、虚構新聞に一体どんな問題があったというのか私には全く理解できません。「橋下市長」という実在の人物名を使ったことを非難している人もいるようですが、そこでちょっとモジッて「橋本市長」としてしまったりしたら面白さは半減では済まず、全く白けたものになってしまうでしょう。有りそうで無さそうな線を狙っているのがいいのですから。

これに対して虚構新聞の「社主」(著者)はTwitterで以下のような「謝罪」のコメントを出していますが、謝っているようで全く悪びれていない、これまた「らしい」コメントになっていていいです。

【お詫び】本日付記事でネット界隈をお騒がせしたことをおわび申し上げます。現実にありえないことをお伝えするのが本紙のポリシーですが、今回非常に多くの方から「橋下氏ならやりかねない」と思われたのが最大の誤算でした。今後はもっと現実離れした虚構報道を心がけます。申し訳ありませんでした。

またこの騒ぎに便乗して自分のブログに「【お詫び】虚構新聞の更新を一時停止します。大きくなりすぎました。」という嘘記事を書く人もいて、これはこれでうまく載ったものだなあと思います。しかしまたこれも真に受けてコメントを寄せる人がたくさんいて、何とも味わい深い状態になってしまっています。

まあこういう状態ですから、嘘を嘘と見抜く力のない人がインターネットを利用するのはなかなか難しいですね。まあ、大手新聞社やテレビだってニュースや流行をでっち上げる社会ですから、騙されても気づかないまま終わってしまう方がいっそ幸せだったりするのかもしれません。それにしても、叩いている人は虚構新聞のせいで一体どういう目に遭ったというのでしょうかね…

なんて思っていたら「大阪府が節電通報窓口を設置する」なんていうニュースもあって、また虚構新聞かと思っていたら実は本物…一体どうなっていることやら。虚構を真に受ける人がいても確かにおかしくないのかもしれません。