任意のURLをhttps://goo.gl/で始まる形に短縮してアクセスできるようにするGoogle URL Shortenerは、2018年にすでに新しいURLの受付を終了していましたが、今から1年後の2025年8月24日をもってサービスを終了する、つまりURLの復元ができなくなるとのことです。

短縮URLサービスはもともとBitlyが2009年に提供を始めたものですが、色々問題があるので私は意図的には使わないことにしています。特に問題が大きいと思うのは本当のアクセス先を隠蔽して他人を欺き騙すことができるという点ですが、今回のようにサービスが終了してしまうと元のURLがわからなくなってしまうという永続性もその一つです。

特にGoogleはユーザーの多いサービスでも自社の経営判断で(本当かどうかはわかりませんが)結構簡単に終了してしまうように見えるので、このGoogle URL Shortenerも特に使うのに抵抗がありました。Googleのサービス内、たとえば今は亡きGoogle+などでは短縮URLを使うならこのURL Shortenerを使うべきかとも思いましたが、そういう機会も特になかったので、結局一度も使ったことはありません。

しかし、GoogleはChromeなどでTLS、簡単に言えばhttpsで始まるURLで改竄を防ぐ取り組みをしているのに対して、短縮URLというのはある点でこれを無力化することになってしまうので、致し方なしというか、やめるのも当然かという気がします。私は短縮URLのリンクにアクセスする時にはちょっと身構えてしまうのですが、皆が皆そういうわけではないでしょうね。

goo.glを目にすることはそれほど多くないので影響はあまりないかもしれませんが、終了までの1年間は短縮されたURLにアクセスすると一定の割合で「インタースティシャル ページ」が表示されて、サービスの終了を通知するとのことです。表示されたとしてもユーザー側にはどうしようもない気がするのですが、今後もアクセスするつもりがあるならアクセス先のURLをブックマークしておけということですかね。