旅行に行く時はいつもグルメ中心の私たち夫婦なので、今回の万博行きでも楽しみにしていたのは世界各国の料理でした。とはいえなかなか思うようにはいかなかったのですが、それでもそれなりに楽しむことはできました。
まず、1日目は入場していきなり夕食です。あらかじめハンガリーパビリオンのレストラン「ミシュカ」へ行こうと決めていたので、当日のパビリオンを予約しながら向かったのですが、入り口が閉じられていました。説明を聞くと「もしかしたらオーダーストップになってしまうかも知れない。それでも良かったら並んでもいい。」ということだったので、他へ行っても同じかもしれない、と並んでみたところ、しばらくして無事に席に着くことができました。
万博のレストランはだいぶ値段が張るということで覚悟はしていましたが、サラダやスープが3000円弱、メインは4000円弱、デザートも2500円ほどとなかなかの価格でしたが、「ハンガリー料理なんて日本では食べられないし、ハンガリーへ行って食べるとなったらこんなものでは済まない。この程度なら関空へ行くだけで終わってしまう。」という理屈で納得し、ケチらずにいただくことにしました。結果、とても美味しく、かつ異国の独特の味わいがあってとても良かったです。
2日目は10時過ぎに入場して、最初にアゼルバイジャンパビリオンのカフェで現地のデザートの盛り合わせが食べられるからと行ってみたのですが、妙に空いていると思ったら現地のデザートはすべて品切れで入荷予定もなく、日本のデザートしかないということで、それでは意味がないのでそのまま出てしまいました。
結局、そのほかでもめぼしいものが見つからないままランチタイムになったのですが、TECH WORLDこと台湾のパビリオンのフードコーナーへ行ってみると比較的空いていたので、こちらでテイクアウトの魯肉飯とタロイモロールケーキを購入し、パビリオン前の大屋根リングの下でベンチに座って食べました。また台湾料理か、という感じではありますが、台湾のセレクトショップ神農生活が手がける魯肉飯はクセのない上品な味付けにはなっていたもののしっかりと現地の味を感じさせてくれましたし、連珍のタロイモロールケーキはフカフカの柔らかいケーキ生地と濃厚なタロイモペーストとの組み合わせがこれまた台湾ならではの美味しさで、大満足でした。とはいえ、2点で3000円というのはやはり万博価格です。
ということで、万博の会場内で食べたものはこれだけなのですが、まあ仕方ありません。オランダのストロープワッフルとか、ポルトガルのエッグタルトなども人気で気にはなっていたのですが、まだこれらはその気になれば食べられますからね。本当はバクラヴァあたりを食べてみたかったのですが、次に行くときにはありつくことができるでしょうか。夜間券ではちょっと難しいかもしれませんね。