先日、「アニメつまみ食いラジオ」というポッドキャストを聞いていたとき、第98回でパーソナリティのピンチヒッターとして「名探偵コナン」の大ファンだという人がゲストで登場し、恋愛エピソードの面からその面白さを語っていました。

「名探偵コナン」といえば言わずとしれた大人気マンガ・アニメ作品シリーズですが、マンガの連載開始から今年でちょうど30年、テレビアニメももう28年にもなるのに未だに続いており、今週放送予定なのが第1128回という長寿番組です。そして劇場版も公開する度に大ヒットとなる人気ぶりには私も感心していたのですが、実は今まで劇場版はおろかテレビアニメもまともに観たことがほとんどありませんでした。

しかし大人にも非常に人気があるということは知っていたので、今回のポッドキャストをきっかけに、Amazon Prime Videoで第1回から観てみることにしました。

主人公の江戸川コナンこと工藤新一が小学生の姿になってしまう経緯はなんとなく知ってはいたのですが、最初から観ることで初めてはっきりと知ることができました。しかし、冒頭の数回を除けばほとんど1話完結か、前後編2話で完結するような形なので、よほど大きな幅で行ったり来たりしなければ、それほど順番にこだわらずに見ても問題なさそうです。

しかしさすがに30年近く前の作品となると映像技術も時代背景も大きく変わっているので、画質的にもなかなか辛いものがありますし、固定電話やファクシミリが活躍している様子には古臭さを感じずにいられません。しかし、そんなことは大した問題ではなく、しっかりした推理モノとして毎回構成されているのは凄いことで、私もしっかり観てしまっています。毎週このようなミステリーを考えるだけでも大変なのに、さらに絵まで描くなんて私には想像もできません。

今のところまだ20回分も観ていないのでまだまだ楽しめますが、1000回以上あるということは毎日観ても3年かかる計算になり、とても全て観られるような気がしません。そのうえ劇場版も28作、ほぼ毎年ゴールデンウィークに公開されているというのだから大変なものです。

ちなみに、原作者の青山剛昌氏は鳥取県北栄町のご出身で、北栄町には青山剛昌ふるさと館という記念館があります。国道9号沿いにあるので私も何度も前を通っており、入口までは行ったことがあるのですが、これまではほとんど関心がなかったので入っても悪いかなと思って立ち入っていませんでした。しかし、今それなりに観ているので、もうしばらく観てからなら行ってみても面白いかなという気になっています。