先日の「マッドマックス」に続いて、「マッドマックス2」をなんとか観ました。「北斗の拳」に多大な影響を与えた作品といわれ、まさにこの映画の世界観をもとに作られたのがかの世紀末救世主伝説であるのは間違いありません。

20世紀末に大国どうしの核戦争によって荒廃した無秩序な世界で、前作とはかなり共通点が乏しいように思え、主人公がMaxでV8 Interceptorに乗っているというところだけが繋がっているでしょうか。しかし、この世界観が「怒りのデス・ロード」や「フュリオサ」に繋がっていることは明らかです。

しかし当時画期的だったこの作品も、40年以上前のものとなるとどうしても古臭く見えてしまうのは仕方ありません。とはいえ、制作費400万AUDというのが現在の価値に換算してどれくらいになるのかよくわかりませんが、CGのない時代なのですべて実写であり、これだけのものを作るのも相当大変だっただろうと思います。

本作もまた痛々しい描写が多々あって、私は何度も中断しつつやっと最後まで観たのですが、これでようやく最後の「サンダードーム」を観ることができます。今度もまた痛い場面が多そうですが…なんでそんな思いをしてまで観る必要があるのかという気にもなるものの、やはり映画好きを自称するなら観ておかなければいけない作品ですよね。