若者のテレビ離れというのはだいぶ前から言われるようになっていて、私も普段自分ではほとんどテレビを見ることがなくなっていますが、それ以上に大きな変化を受けていると思われるのがラジオです。ラジオには画面を見ている必要がないため、何かをしながら聞くということができて、テレビとはまた違う需要があるのも確かですが、それはそれとして若者が能動的にラジオを聴く機会はかなり減っているのではないでしょうか。
だいたい私の家にもラジオを聴ける機器というのはなくなっていて、聴くとすれば車に乗っている時か、Radikoでインターネット経由で聴くかしかありません。しかし、音楽ならSpotifyで自分の聴きたい曲を聴くことも、誰かが作ったプレイリストなどにお任せで聴くこともできるので、あえてラジオを聴くまでもありません。また、トークを聴くとしても自分の好きなジャンルの話題に絞ってポッドキャストを聴けば済むので、放送時間に制約されるラジオよりもそちらを選んでしまいます。
だからというような理由は明らかにしていないようですが、これまでAM二波、FM一波で行われてきたNHKラジオの放送が、この春3月30日からAM、FMそれぞれ一波ずつの2チャンネルでの放送に再編されるとのことです。こう聞くとAMラジオが1チャンネルにまとめられるように思えますが、実際はAMのラジオ第2の教育・語学番組がNHK FMに移動するという形のようです。NHK FMはもともと教養に重きを置いたようなところがあったので、ラジオ第2の教育番組などとの同居は問題ないのでしょう。FM放送はAMに比べて音質が良いところを売りにしていたところもありますが、実は語学番組との相性も良いのかもしれません。
なお、私は今調べていて初めて知ったのですが、NHKのラジオ放送はらじる★らじるなるサービスでインターネットでも聴くことができるようです。RadikoでもNHKの放送を聴くことはできるのですが、あえて独自のサービスを提供しているということは、Radikoに対する優位性が何かあるのでしょうか。もしそれが価値のあるものなのであれば、せっかくなのでもっと広報に力を入れてもいいような気もします。

