Narou.rb

宝の山を見つけました。

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最近人気となったアニメ作品では、「なろう系」と呼ばれる小説家になろうというウェブサイトで発表されたライトノベルを原作としたものが多いということはすでに述べていますが、アニメ化されているものはほぼ例外なく書籍化もされているはずなので、原作を読んでみたいという場合にはそれらの書籍を購入するか、図書館などで借りて読むということになると思います。しかし、書籍化にあたって細部の見直しなどに時間がかかるためか、ウェブでは完結しているストーリーも最後まで書籍化が終わっていないというものも少なくありません。

一方、それらの原作はコミュニティへの恩返しという意味を込めてなのか、そのままウェブで公開されているものが少なくないので、公開されているものはこちらで読むという手があります。ウェブの方ではテキスト表示だけでなく、縦書きPDF化するサービスもあったりするのですが、加齢のせいかどうもPCやスマートフォンの画面では目が疲れてしまうので、Kindleで読めるようにmobiEPUBなどのリフロー形式のファイルに変換するツールやサービスはないだろうかと探してみたところ、やはりありました。それがNarou.rbというものです。

このNarou.rbは、小説家になろうをはじめとする8つのサイトに対応していて、これらのサイトに公開されている小説をダウンロードして電子書籍フォーマットに変換してKindleに転送するところまでと、ダウンロード済みの小説の更新などの管理を自動化してくれます。私もここまで高望みはしていなかったのですが、需要があるかぎり作ってしまう人もやはりいるということでしょう。本来はコマンドラインで使用するソフトウェアですが、ブラウザ経由で操作できるWEB UIというものもあって、これは非常に使いやすくなっています。

ファイルを一つダウンロードすれば簡単にインストールしてすぐに使えるというわけにはいかず、Narou.rbという名前からこれがRubyのプログラムであるということがわかるくらいの知識は必要だと思いますが、私もその程度しかわからなくても問題なく使うことができています。主にMacで開発されているようですが、WindowsでもLinuxでも動作させることができるようです。私の場合はMacで使っていますが、HomebrewJavaが使える状態になっていれば大丈夫でしょう。注意すべきはRubyのバージョンがOS標準のものではダメだということくらいでしょうか。

私はこれまでに観たアニメの原作を片っ端から登録して読み始めているのですが、やはり映像と文章にはそれぞれの良さがあるので、夢中になって楽しんでいるような状況です。すでにアニメで観た話でも原作からかなり端折られているエピソードや説明されていない設定なども多く、「そういうことだったのか」と新しい発見が少なくありません。ちなみに、とりあえず書籍が完結していなかった「ありふれた職業で世界最強」の本編の続きと、現在放送中の「リアデイルの大地にて」をすべて読んだあと、今は「無職転生 – 異世界行ったら本気だす –」を読み始めたところです。

小説家になろうはその名の通り登竜門的なサイトなので、さすがに著名な小説家の文章に比べれば拙いところもありますが、それはそれとして自由な発想に基づく多種多様なストーリーは面白いものです。小説の各ページには「この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!」というリンク集があって、ここをたどっていくと好きそうな話が次々見つかってきりがないのですが、サイトには90万作以上の作品があるということなので、とてもではありませんが読み切ってしまうことなどないでしょう。少なくともライトノベルのために、今後本を買ったり図書館に行ったりする必要はないかもしれません。

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