Knight Commander of the Order of the British Empire1980年デビューのアイルランド出身のバンドU2は近年もiPodのCMに出演したり、つい最近もツアーで来日したりと活躍を続けていますが、そのボーカリストであるBonoは来日の際も安倍首相を表敬訪問したりエイズ対策のプロジェクト(RED)を立ち上げたりと様々な活動で話題を振りまいています。またそのBonoがイギリス女王からナイトの爵位を授与されることが決まったということで、改めてU2の曲でも聴いてみるかと最高傑作と言われているらしい”Pop”を借りてみました。

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posted with amazlet on 06.12.27
U2
ユニバーサルインターナショナル (1997/02/26)
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ということで自宅に持ち帰り、リッピングしてライブラリに加えようとiTunesでインポートしてみようとしたのですが…何と既にライブラリに入っているではないですか。情報を見てみるとどうやら今年の1月に借りていたらしく、自分の記憶力のなさにあきれ果てるばかりですが、十分な音質でエンコードしてあって改めてエンコードし直す理由もないようなのでCDはそそくさとしまうことにしました。当日返却にしたこともあり微々たる額ではありますが、無駄な金を払ってしまったようなのは癪ですね。まあ、持っていることを完全に忘れているということはほとんど聴いていなかったということなので、持っていたということも忘れて今からでも改めて聴けばいいだろうと思い直すことにします。

さて、1997年発売というこのアルバムですが、私は当時会社の独身寮に入っていて部屋にケーブルテレビを引いていたので、部屋にいて起きている間はほとんど常にMTVを点けているような生活でした。その時にこのアルバムの1曲目に入っている”Discothèque”がよくかかっていたことがあり、PVも含めてカッコいい曲だと思ったのが記憶に残っています。確かその頃のVJはglobe結成前のMarc Pantherだったかと…

まあそんなことはどうでもいいとして、U2の曲はどれもU2らしいオリジナリティが感じられるように思うのですが、それはBonoのボーカルによるものだけではないでしょう。特にスローテンポな曲は独特の寂しさを感じさせるような気がします。私はどちらかといえば”Discothèque”や他のアルバムでいえば”Vertigo”、”Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me”のようなノリの曲の方が好きなのですが、U2本来の音楽はこうしたものではないような気がしないでもありません。

それにしてもBonoがKBEですか…イギリス国籍を持たないので”Sir”は付かないものの、Knightですからね。日本でいえば文化勲章のようなものなのかもしれませんが、どちらもそうおいそれともらえるものではありません。私には到底縁のないものですが、音楽以外の活動が認められての受勲でしょうからいずれにしても素晴らしいことですね。今後も変わらずカッコいい音楽を送り出していって欲しいものですが、彼ならきっと大丈夫でしょう。

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