日本版のオープン以来、私も毎日何度もアクセスして情報を得ているGoogle Newsですが、中国国内からGoogle Newsのサイトへのアクセスが中国政府の手によって遮断されているそうです。

日本やほかの民主主義国家では考えられないことですが、こういうことが公然と行われてしまうということを目の当たりにして、中華人民共和国という国が共産主義国家であったということを改めて思い出します。最近は民主化、資本主義化が進み、国内への投資が盛んになっているだけでなく、中国企業の国外への進出も進められているにも関わらず、一方でこういった情報統制による体制の維持が図られているということにバランスの悪さを感じます。

上海や北京などの大都市周辺では近代的なビルや工場が立ち並び、市民の暮らしも豊かになって自動車の数がどんどん増えているということですが、それは中国全体の人口のごく一部であって、その他大部分を占める農村部では相変わらず質素な暮らしを強いられているということで、そういった面でもアンバランスな状況にあるようです。

日本からODAによって巨額の資金が送られている一方で、中国から他のアジアの国々への投資が盛んに行われているということも問題視されていましたが、農村部ではまだまだ援助を必要としている人たちがたくさんいるので、そう簡単に打ち切るわけにもいかないのではないかと思います。本来であれば中国国内での投資が行われるのが健全ではないかと思いますが、結局のところ社会的にも未成熟なのか、儲からないところには金はかけられないということになってしまっているのかもしれません。

韓国は日本の20年前、中国は50年前の姿、と言われていたことが一時期ありましたが、それで言えば中国は戦後の高度成長期にあたるわけで、その頃の日本がどうであったかを考えると仕方のないことなのでしょうか。

それにしても情報統制とは時代錯誤な感じもしてしまいますが、そういうことが行われているうちは中国も先進国とは言いがたいですね。民主主義というのが国家の体制として最良の形であるのかどうか判断はできませんが、少なくとも国民一人一人にとっては自由が一番ではないでしょうか。