ホリエモンを記事にするとアクセスが増えるから、というわけではありませんがもうひとつ。

我が家は「三年契約してくれたら一年間は無料にする」と言われたので毎日新聞を購読しているのですが、その中のコラム「記者の目」の3月17日「ライブドア堀江貴文社長への反論」という記事が気になったのでちょっと触れたいと思います。

新聞記者の立場で既存メディアに関わる者からホリエモンのこれまでの発言への反論ということなのですが、どうも固定観念に捕われてしまっているように感じてしまいました。ホリエモンが「今のジャーナリズムは必要ない」と断言してしまったことで、自らを全面否定されてしまったようで思わずムキになってしまっているのだろうと思うのですが、時代の流れに合わせて自分を変えようという気にはならないようです。

ホリエモンは「これからのニュースはブログで発信され、読者がそれを取捨選択することで質の悪いものは淘汰される」というようなことを発言していたと思いますが、そのブログは無責任だとこの記者は言っています。しかし、例え今のブロガー達が無責任で使命感を持っていなかったとしても、今使命感に満ち溢れた新聞記者の方々がそれぞれのブログでニュースを発信するようになれば良いのではないでしょうか。優れた記事が掲載されるブログにはそれなりの数の読者が付くでしょうから、それらの人達を対象にした広告を載せることなどで収入を得るということも可能なはずです。必ずしも今の新聞という形に拘る必要はないのではないでしょうか。

結局そういう風に発想を変えることができない人は新しい時代に対応することができないということなのかもしれませんが、新聞紙上にそれなりの面積を割いて主張するような内容でもないように感じました。ブログごときと新聞は違うのだ、と必死に訴えているようにさえ読めましたが、実際にはそれは焦りから来るものなのかもしれません。

私自身はジャーナリズムのつもりで記事を書いているわけではなく、これはあくまで日記なのですが、ニュースソースとして価値のある記事を書き続けている人もいるということを、この記者も知っておくべきなのではないでしょうか。トラックバックができれば教えてあげたいところですが、メールを投げてまでは…

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