最近ベータ版が公開されたウィキニュース経由、大紀元時報によると中国広東省でエボラ出血熱が蔓延している可能性があるとのことです。

エボラ出血熱とはこれまでアフリカで発症例のあるエボラウィルスを病原体とする伝染病ですが、宿主や媒介する動物についても全く不明で、今のところ効果のあるワクチンや治療法もなく、死亡率は90%以上にも達するという恐怖を絵に描いたような病気です。また発症し病状が進行すると全身から出血するため「体が溶ける」とも言われるようです。

これに対し中国当局は厳重に情報を封鎖しているとのことで、新聞やテレビなどメジャーなメディアからは今のところ報道されていません。しかしこの大紀元時報の記事を読む限りではデマとは思えないような具体的な内容となっており、事実であるならば隠蔽により被害が大きく拡大することとなったSARSや鳥インフルエンザのようなことにはならないよう、情報が公開されなければならないでしょう。

幸いにも空気感染することはなく、血液・唾液などにより感染すると言われているので、急速に世界中に被害が拡大するというようなことはなさそうですが、それもウィルスの変異がない限り、という前提でのことですので、一刻も早い対処を望みたいと思います。本当はデマであることが一番いいのですが…

関連投稿