痴漢が多いという埼京線

痴漢というのは本当に卑劣で忌むべき犯罪です。男性には実感がないのでよくわかりませんが、混雑する電車で通勤・通学する(若い)女性のうちかなり多くの人が実際に被害を経験しているようです。以前は仮に犯人が捕まったとしても捜査や裁判の時に恥ずかしい目に合わされてしまうということで泣き寝入りしてしまうような場合も多かったようですが、最近はこの辺りが配慮されるようになったということもあるのか、あるいは女性が強くなったということなのか、その場で被害を訴えて犯人を取り抑えるようなことも増えてきたようです。

そうなると今度は物的証拠が少ない犯罪なので被害者の証言だけが重要な証拠となってしまうことが多いため、実際には犯人が別に存在したり、単に手が触れてしまっただけというような冤罪による被害も問題となっていて、男性にとってはかなりの恐怖ではないでしょうか。

朝日新聞によると大阪のJR阪和線で女子大生に痴漢被害を訴えられた男性が逃げたため、偶然乗客として乗り合わせた警察官らが取り抑えたところ、しばらくして男性がぐったりし始め病院で間も無く死亡してしまったということがあったそうです。この男性が本当に痴漢行為に及んだのかは今となっては知る術もありませんが、逃げてしまったのがいけなかったのでしょうね。仮に冤罪であっても捕まってしまうと逃れようがないとも言われますので、科せられてしまう社会的な制裁を考えると逃げたくもなるのかもしれません。もしも本当に行為に及んでいたのだとすれば自業自得とも言えるかもしれませんが、被害者や取り抑えた人達にとってはいつまでも忘れられないでしょうから、たまったものではありません。本人もまさか命を落とすことになるとは思いもしなかったでしょうが…冤罪であったとすれば本当に不運極まりないことです。

幸いにも私自身はごくたまにしか電車には乗らないので間違われるような目にも逢う確率は低いと思いますが、女性専用車両よりもむしろ男性専用車両の方が欲しいと思っているのは私だけではないでしょう。もちろん被害に遭っても黙っていろなどということではなく、被害に遭いやすい女性は積極的に女性専用車両を利用してほしいと思います。それより何より痴漢というもの自体が撲滅されることがいいのは間違いないのですが、なかなか難しいのでしょうね。

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