LEGO
2,3日前、私の元に英文で添付ファイル付きの怪しいメールが一通届きました。

おめでとう!あなたはLEGO MINDSTORMS Developer Programのメンバー候補100人の中に選ばれました。

そう、以前「私も選ばれることはないだろうと思いながらもとりあえず申し込んでみました。」と言っていたLEGO MINDSTORMS NXTのDeveloper Programに見事に当選してしまったというわけです。予想もしていなかった事態に動揺し、ここ数日は手続きを進めるべきかどうか悩んでしまいましたが、結局このまま辞退することに決めました。「GMTで2月31日午前3時までに手続きを完了しなければ別の申込者が選ばれることになる」ということなので、私が行使しなかった権利は他の人の手に委ねられることになり、その方が私のような中途半端な者よりも貢献してもらえるかもしれません。

なぜ辞退することになったのかというのにはいくつかの理由があります。まず、この最初の手続きにやや抵抗を感じたということがあります。申し込みや当選の連絡はウェブやメールで行われているのに、なぜかイギリスの指定された番号に国際電話をかけ、クレジットカードの番号や住所などの情報を告げ、NDAの契約書をFAXしなければなりません。怪しげな添付ファイルはこのNDAのMS Word文書でした。しかも期限はメールが届いてからわずか3,4日ほどしかなく、得体の知れない番号に電話をかけて英語で会話を交わし、カードの情報を伝えるというのはちょっと不安を感じてしまいました。

もう一つの理由はやはりLEGOに149ドルという金額を払うのは自分にとって本当に価値があることなのか、という疑問です。おそらく、このプログラムに乗ることで得られるかけがえのない経験というものもあるのでしょうが、今の私にはためらうことなく支払える金額ではありませんでした。ただ、正式販売時の価格よりは100ドル安くなっているということと、何といっても全世界で100名のみが選ばれ、発売に先駆けて体験することができるというのはかなり魅力的ではあるので、しばらく悩まされることにはなりました。妻も「申し込んだら?」と言ってくれたのですが、悩むということは完全にいいとは思えない自分がいるということなので、少々残念ながら辞退することに決めました。

普段は滅多にクジなど当たらない私なので、今回はそういう意味でも「乗っておかなければバチが当たる」というような感覚さえあったのですが、何とか理性が勝ったようです。まあ、やはり魅力的な製品ではあるのですが、何といってもオモチャですからね…きっと「その権利を譲ってほしかった」というような方もいることでしょうが、やはりそれは無理でしょうから申し訳ありませんが諦めてください。

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