総務省が財団法人マルチメディア振興センターを事務局にした日本ブログ協会なる団体を設立したそうです。曰く、
総務省では、情報を円滑に流通する手段としてブログに着目し、ビジネスブログ活用事例の収集・公表や活用事例発表会の開催等、その普及促進に取り組んできたところです。
本日、「日本ブログ協会」（事務局：財団法人マルチメディア振興センター）が設立され、今後、同協会において、これまで総務省が取り組んできた活動をさらに発展・拡充させてブログの普及促進に取り組んでいく予定ですのでお知らせします。
だそうですが、そういわれても何が目的でこんな団体を作ったのか、意図していることがさっぱりわかりません。活動内容には色々書かれているのですが、国が音頭取りして一体何をやりたいのでしょうか。無料で会員になることができるということなのですが、今はメンテナンス中とやらで入会することもできないようです。
「どうやらブログというのが流行っているから今のうちに介入しておこう」ということなのだとしたら完全に後れをとっていることになりますが、本当にブログを振興したいということなのだとしたらそんなお節介は必要ないのではないでしょうか。私にしてみれば「国が入ってくるようではもうブログも終わりかな」とさえ感じてしまうのですが、とりあえず入会手続きができるようになったら入るだけ入って様子を見てみることにします。
私のように細々とやっているものがあれこれ言うのもおこがましいのですが、いくつもの人気ブログが存在し、その更新を毎日楽しみにしている読者もいるわけで、Internetの世界は行政の介入を求めてはいないのではないでしょうか。そもそも「ビジネスブログ」というものがどういうものなのかがよくわからないのですが、某「社長ブログ」のようなものとは違うのですよね?そんなものを振興して誰が喜ぶのでしょうか?どなたか教えてください…なんて書いてしまうと入会した後で困ることになるでしょうか。