楽天

株式市場がライブドアショックで大混乱する最中、またもや楽天からメールが送られてきました。一部引用すると

先日より「楽天ブックスポイントキャンペーン」にて獲得されたポイントについて、一旦取り消しや、さらに取り消しの取り消しなどのご連絡などをさせていただいておりました。

その結果、お客様におかれましては正規利用であるにもかかわらず、調査を行うために、弊社より一時的とはいえポイントのマイナス処理をさせていただくなど、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

私どもといたしましては、お客様には今後も引き続き楽天市場をご利用いただきたく存じ、この度、僅かながらではございますが、楽天スーパーポイント300ポイントを付与させていただきました。

というこで、早速ポイントを確認してみるとしっかり300ポイント追加されていました。ライブドアが存続の危機に晒されている今こそ汚名返上のチャンスとばかりの対応に見えますが、ずいぶんタイミングが良すぎますからそれは単なる偶然ということにしておきましょう。

そもそもは楽天に落ち度があったとはいえ、キャンペーンに乗ってポイントを獲得した人全員に追加で300ポイント配るとなると、結構な負担になるのではないでしょうか。大量のアカウントを作成して不正にポイントを稼いで買い物をしまくったというような人はごくごく一部でしょうから、その損害額などはたかが知れているでしょう。結局黙って見過した方が負担額自体は小さかったのではないかと思いますが、そうは言っても甘い汁を吸わせておくわけにはいかないということでしょうね。

ソフトバンクによって個人情報の価値は300円と定められてしまいましたから、それと同額ということは企業からの詫びとしてはなかなかのものなのでしょう。例の一件ではヘビーユーザーほど楽天に対するイメージを悪くしていたのではないかと思われますが、この300ポイントでそのイメージを回復することはできるでしょうか。私はといえば、この300ポイントが期間限定ではないことを確認して、ちょっと許す気になってきていますが…貰ったポイントは使わないと勿体ないですからね。

一方、ライブドアの方はどうなるでしょうか。ホリエモンは通常通りの活動を続けると言っていますが、本当に風説の流布や粉飾決算が行われていたのでしょうか。何となく「出る杭は打たれる」ということのような気がしてしまい、他にも同じようなことはどこでもやっているのではないでしょうか。ライブドアだけが見せしめにされて他は見逃されるなどということのないように、やるなら徹底的にやって欲しいところです。それにしても奥田会長やナベツネの発言がいちいち気に障って我慢できませんが…

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