スーツケースなど大きな荷物を持って旅行に行くと、最終日にホテルをチェックアウトしてから、帰りにフライトや列車に乗るまでの間にその荷物をどうするかというのが、一つの課題ではないでしょうか。一般的にホテルではチェックアウトした後も無料で荷物を預かってくれることが多いので、そのサービスを利用するという人が多いかもしれません。しかしホテルの立地によっては、空港に向かう前にわざわざ一度ホテルに戻るのが時間的なロスになってしまうということで、駅のコインロッカーなどに荷物を預けるという人もいるのではないでしょうか。

台北の場合にはもう一つの選択肢があります。台北市中心部から桃園国際空港へ向かう桃園MRTの台北駅と新北駅で、インタウンチェックインというサービスが提供されています。これはここで飛行機への預入手荷物をそのまま預けることができるというもので、ここで荷物を預けてしまえばそのあと市内観光でもショッピングでもゆっくり楽しんで空港へ向かい、そのまま保安検査場に行くことができるので、最終日を余裕を持って有効活用することができるようになります。

対応しているのがおもに台湾の航空会社に限られていることもあって、私はこれまで利用したことがなかったのですが、今回利用したのが対応している中華航空だったのと、ホテルの立地的に預けてしまったほうが効率が良さそうだったので、台北駅で初めて利用してみることにしました。

預けるのは離陸予定時刻の3時間前までとなっていて、台北駅の場合は6時にオープンして以降、搭乗当日であれば早い時間に預ける分には問題ないようです。私たちが行った時間がちょっと早かったのか、それともただ利用者が少ないのか、係員が3人以上いたのに対して利用客は2人しかおらず、すぐに受け付けてもらえました。事前にオンラインチェックインを済ませていたので、スマートフォンで搭乗券を見せてから、空港にあるのと同じセルフサービスの預入機へ向かいます。そのまま自分で操作してもいいのでしょうが、係員が親切に全てやってくれたので、ものの数分で終わってしまい、実に簡単なものでした。

もちろん利用料金などは不要なので、ロッカーなどを利用するよりその点でもいいと思います。一番の問題は日系の航空会社を利用する場合などには対応していないことでしょう。台湾の航空会社でも、中華航空の他で日本人が多く利用すると思われるところでは、エバー航空は台北でも新北でも対応しているものの、タイガーエアは新北のみ、STARLUXは台北のみとなっているので注意が必要です。

ということで、私たちも荷物を預けた後で永康街で雑貨屋巡りと最後のデザートを楽しんでから空港へ向かうことができ、最後の最後まで有効に過ごすことができました。今はほとんど安さだけでフライトを決めてしまっていますが、場合によってはこういうサービスに対応しているかどうかも、航空会社を選ぶ基準の一つになるかもしれません。