Movieぴあ今やすっかり人並み以上の映画ファンになってしまった私は毎月1日の映画の日にはできるだけ映画館に足を運ぶことにしているのですが、その時にどの作品を観るかというのはなかなか難しいものです。ある時は観たい作品が複数同時に上映されていて迷ってしまったり、反対にこれといって興味を引く作品がないという場合もあります。観るべきものがないというときには無理して観に行く必要もないのでちょっと見送れば済むのですが、どちらを観ようかと迷うときには選択を誤るとそのうち上映が打ち切られてしまいDVD化を待たなければならなくなるというリスクがあります。いずれにしても大した問題ではないような気もしますが、それだけ毎月楽しみにしていることなのです。

ということで、事前にある程度の公開スケジュールを把握しておいて、観覧計画を立てておきたくなるのですが、ウェブにはなかなかまとまった情報が揃っていないので紙媒体の雑誌に頼ることになります。しかしよくある映画ファン向けの専門誌はあまり長期的な公開スケジュールは具体的に載っておらず、俳優らのゴシップなどにはまるで興味のない私には今一つです。

と、そこで私がとても頼りにしているのがWeeklyぴあ別冊の「Movieぴあ」という雑誌です。580円という価格ながら全ページカラーで大きくきれいな写真がふんだんに載っていて、これから公開される作品の魅力を紹介してくれています。公開予定のタイトルについては1年先のものまで200作品以上が掲載されていて、もちろん1年先ともなるとかなり大雑把なスケジュールしかわかりませんが、どのみち自分のスケジュールもはっきりしないのですからそれで十分です。

表紙にも「ネットでは出てこない最新映画情報満載!」と書かれているとおり、すっかり便利になったウェブでもこれだけの情報を一気に得るのは難しいもので、やはり紙媒体の情報もなかなか侮ることはできません。またウェブでは色々問題があるのかあまり大きな写真が掲載されることは少ないのですが、写真によってイメージがかき立てられて観たい気持ちが高まってくるということもあります。

しかしこの雑誌の一番の問題点は、いつ発売されるのかがさっぱりわからないということです。つい先日発売された1.10号はその前の7.20号に「秋頃発売予定」と書かれていたので10月頃から毎日のように書店やコンビニをチェックし続けたのですが、結局私が書店で見付けたのは11月30日のことでした。それってもう冬ですよね…次は「2007年春号は3月発売予定です!」と書かれているのでだいぶはっきりしていますが、果たしてその予告通り発売されるものかどうか…きっと発売が間近になればWeeklyぴあには載るのでしょうが、私はWeeklyぴあを毎週買っても十分活用できるとは思えないので仕方ありません。

ちなみにこの雑誌、広告がほとんどないのですが、やはり映画配給各社がスポンサーなのでしょうね。となるとどうしてもネガティブな情報が載ることはないでしょうから、ある程度美化されている分を差し引いてみないといけない場合もあるかもしれません。まあ、観たい作品が決まればインターネット上のレビューなどを調べるのは簡単ですから、その上で判断すればいいということですね。

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