わずか2年ほど前に自分が書いたことをすっかり忘れてつい先日もノロウィルスと牡蠣毒が別のものだと思いこんでいた私は何か別の病気に脳をやられてしまっているのかもしれませんが、世間ではノロウィルスが大流行しているようで集団感染のニュースが毎日何件も報じられています。
感染経路は食中毒によるものが多いと思われがちですが、実際にはそれは一部に過ぎず、集団感染のケースでは感染者の糞便や吐瀉物に排出されたウィルスの経口感染が多いということで、予防に一番効果的なのはしっかりと手を洗うことのようですね。一度感染した場合でも1年後に再び感染というのは私も経験している通り、免疫はすぐに失われてしまうためにワクチンの開発にもあまり期待できず、また有効な治療薬も存在しないので、万一感染・発症してしまった場合には脱水症状を防ぐためにしっかりと水分補給してじっと耐えるしかない、というなかなか恐ろしいウィルスです。死に至るケースは稀とはいいますが、ご老人など体力のない方は十分に気をつけていただきたいものです。
実は今日、私の職場でも同じフロアの若い子が社内で嘔吐し帰宅したということなのですが、万が一にも社内で集団感染などということがあると業務の大混乱は必至です。吐いたところは十分に消毒してもらった方がいいのではないかという声もありましたが、どこで吐いたのかも知らされず、消毒が行われた気配もないので潜伏期間が過ぎる明日の夕方以降は要注意です。
最近記憶力がますます落ちてこのままではヤバイのではないかと思っている私も、牡蠣にあたったときのその辛さはとても忘れることができません。あのときはかなり大量に摂取してしまったので症状も特に酷かったのだと思いますが、同じような目には二度と会いたくないので誰かの巻き添えを食らうのだけは勘弁願いたいものです。