私が住む街、姫路にはCurry Phakchi (カリー・パクチー)というお店があり、私のお気に入りの一つでした。いわゆるスパイスカレーの店としては、姫路でも随一だったのではないかと思っています。クローブをはじめとするスパイスがしっかり効いていて、辛さも強めなので、真冬でも食べたあとには汗がにじみます。逆に夏にはスパイスのおかげで汗腺が開いて、スッキリするくらいです。

過去形だったのは、そんなパクチーさんが先日突然「12月中旬をもちまして閉店させていただきます。」と投稿されたためで、私もまったく知らなかったのでとても驚いてしまいました。パクチーさんは日曜日が定休日なので、その12月中旬までに行くとなると土曜日の今日しかない、ということで慌てて食べに行ってきました。

私も各地で様々なカレーを食べてきましたが、パクチーさんのカレーに似ていると思ったことは一度もありません。シンプルでありながら、何度食べても美味しく感じるというのは素晴らしいことです。しかし、歩いていくにはちょっと遠いというのは言い訳にしかなりませんが、そう言いながら今年はこの最後の1回しか行くことができませんでした。以前、職場の同僚らと「カレー部」の活動をしていた時には月に1度は訪問していたと思うのですが、コロナ禍を挟んですっかりご無沙汰になってしまったのが悔やまれます。それでも間際に食べに行くことができたのは幸いでした。

ほかのお客さんに閉店理由や今後の予定を聞かれたりしていましたが、店主ご夫妻は黙して語らずでした。理由が何もないということはないでしょうが、詮索するようなことでもないでしょう。しばらく充電期間を置いて、また新しい形で出会えることを楽しみにしたいと思っています。それが必ずしも飲食業ではないかもしれませんが、近況をお聞きできたりしたら嬉しいです。