早すぎます…
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つい先日、Facebookのニュースフィードを見ていると、学生時代の友人の名前で投稿があったのですが、それは奥様から本人が突然亡くなったことを知らせるためのものでした。朝食後に寝室に戻った数分後に倒れていたとのことで、全く何の兆候もないまま、そのまま帰らぬ人となったとのことです。奥様自身、大変なショックであることは疑いようもなく、それでも気丈にお知らせくださったことに感謝するとともに、ご自身をも労っていただきたいと思います。

彼とは学生時代にテニスサークルの同期として知り合いました。私もそうですが彼も決してスポーツマンタイプとは言えず、テニスが上手かったわけではありませんが、サークルの活動には積極的に参加し、私と違って後輩らからの人望も厚かったようです。実年齢も私の一つ上ではありましたが、それ以上に落ち着いていて大人っぽい人でした。私の若気の至りで、彼には経済的損失を伴う多大な迷惑を掛けてしまったことがあるのですが、それでも彼は私を責めることなく許してくれました。いつかその埋め合わせをしたいと思っていたのももう叶わないというのは無念です。

当時もあくまで同期の一人であって特別親しかったというわけでもなく、卒業後は特に疎遠になってしまっていたのですが、数年前にFacebook上で再会を果たし、特別なやり取りはありませんでしたがニュースフィードで互いの近況を知るというような状況でした。そこから知るに常に仕事に真剣に向き合うがゆえに自分を犠牲にするような面があり、働き過ぎが気になっていたところでこのような報せを聞くに至ってしまったのが残念でなりません。

彼は知り合ったときからすでに塾講師のアルバイトをしていて、むしろそちらが本業なのではないかと思うほど週にいくつもの講座を抱えていたようなのですが、卒業後はMBAを取得したあとで本職の塾講師の職に就いたと知り、さすがと思ったものです。彼の弁によれば「MBA持ちの受験屋」として、経営的視点を持って受験生を一流大学へと導くために真剣に向き合っていたようで、彼を恩師として仰ぐ元受験生も大勢いるようです。そういう子らが卒業して活躍するさまを知るのが彼にとって至上の幸せだったのではないでしょうか。

この週明けに葬儀が執り行われることになっていますが、遠方でもあり参列がかなわないため、彼を想ってこうして駄文をしたためて追悼の意を示したいと思います。安らかに。