無理している感じがまったくありません。
🧑🏻

COVID-19のせいで外出がままならない状況なので、自動的にYouTubeを見る時間が長くなってしまっている私ですが、先日なぜかおすすめに出てきた動画を見てすっかり惹かれてしまったのが井手上漠くんという島根県の隠岐に住む男子高校生です。

一年ほど前に出演したテレビ番組だったので今まで私が知らなかっただけである程度有名なのだと思いますが、私の家族も知りませんでした。2018年のジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストとなり、DDセルフプロデュース賞なるものを受賞したことで話題となり、雑誌やテレビ番組に取り上げられたほか、テレビCMに出演したりと活躍しているようです。また、「ご縁の国しまね」という島根県観光振興課のYouTubeチャンネルで地元島根県のPR活動にも協力しているので、こちらで漠ちゃんの姿を見ていただくといいかもしれません。

彼の特徴は中性的な魅力、と言われているのかもしれませんが、普通に見ると女の子にしか見えないというだけでなく、女の子だと思ってもかわいく、声や喋り方、仕草などどれをとっても可愛い女の子にしか見えません。それは彼にとって自然なことであり、素顔であるようなのです。女装している男性によく見られる、やりすぎ感がありません。

しかし、まだ年齢が若いということもあって「まだ恋愛をしたことがないので男性と女性のどちらが対象なのかがわからない」と言っています。男性に男らしさが求められることに違和感を持っているということのようで、男性であることを放棄しているわけでもなく、普通に可愛さを追求しているだけのようです。

彼が悩んでいるとき、自分の好きなようにすればいいと言ってあげたお母さんも素晴らしいと思います。確かに「男はかっこよく、女は可愛らしく」と決まっているのか、かっこいい女性がいるなら可愛らしい男性がいてもいいのではないか、男性が可愛らしさを求めてはいけないのか、というのは私にとっても新しい疑問です。

もちろん、ここへ来て私がなにかに目覚めてしまったというわけではありません。漠ちゃんは私の次男と同い年でもあるので子供を見ているようなものですし、女優やアイドルを「カワイ〜」と見ているときに性的感情を伴っているわけでもないでしょう。喩えは良くないかもしれませんが、子犬や子猫を愛でるような感情とよく似たものなのかもしれません。そもそも可愛ければそれが女の子であろうと、実は男の子であろうと、どうせ身近に接することはないのですから気にする必要はないはずです。可愛い動物の写真を見ていてその性別をいちいち気にするでしょうか。

ということで、早速InstagramTwitterでフォローして応援し、我が子のように見守っていきたいと思います。