以前から妊婦はメカジキやキンメダイの摂取を控えるように言われてきましたが、厚生労働省が各種マグロについても控えるように呼びかけるための検討に入ったとのことです。

これらの魚は食物連鎖の頂点にいるため体内に水銀が蓄積しているらしいのですが、この水銀を胎児は排出する術を持たないために影響を受けてしまう恐れがあるということです。しかしそれも目安とされているのは刺身1人前を週1〜2回までということなので、普通の食生活を送っている限り心配する必要はないようです。

そもそも妊婦がマグロを週に何度も食べるような偏った食生活では他にも影響が出そうなものですが、そう思ってしまうのは私の食生活のレベルのせいでしょうか。もちろんマグロ漁に携わる家の人は普段から頻繁に食べているのかもしれませんから、特に気を付けた方がいいのかもしれません。ちなみにツナ缶は特に注意は必要ないということなのですが、加工段階で水銀が抜けるのでしょうか。

それにしてもここでも圧力をかける団体があるようで、「マグロは一度に沢山食べないから」などという理由で対象外とするようなことがあったそうですが、それならそれで注意するようにと言っておけば済む話ですよね。人の健康や安全と引き換えに自分の利益を守ることだけを考える醜い人々がいるというだけで虫酸が走ります。

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