Responseによると、今月1日から、ということは新学年に合わせてということでしょうが、イギリスの首都ロンドンでは16以下の子供はバスの運賃が無料となったそうです。保護者が送迎に車を使わないようにすることで通学時間帯の道路の渋滞を緩和するための処置のようですが、日本では考えられない大胆な策ですね。
ロンドンのバスと言えばいわゆる二階建バス、Double Deckerが有名ですが、私もロンドンにいた中学の頃はよく利用したものです。私の場合は最寄り駅から地下鉄に乗っていくのが普通でしたが、ゆっくりと帰りたい時などはあえて時間のかかるバスで、二階に座ってのんびりと行くのが好きでした。
20年も前のことになりますので今はちょっと制度も変わっているでしょうが、ロンドンの地下鉄やバスはLondon Transportというロンドン市営の機関が運行しています。地下鉄とバスの定期券は共通のものが普通で、ロンドンの中心部から同心円状に区分されたゾーンのいくつからいくつまで使える、というような形のものになっています。私が住んでいたのは一番外側のゾーンで、学校は一番中心のゾーンにあったので、結果的にロンドン中どこにでも行ける便利な定期券を持っていました。当時は基本的には3つのゾーンしかなかったのですが、今は当時よりも細かく6つのゾーンに別かれているようで、学校のあった場所が2番目のゾーンになってしまっているので単純にそういうことにはならなかったかもしれませんが、それでも遊びに行く時の利便性を考えて同じような定期券にするのではないかと思います。
もともと弱者を守ろうとする社会なので子供の運賃は非常に安くなっていたのですが、これがバスだけでも無料になるとするとかなり子供には便利になるでしょう。バスの路線網は非常によく整備されていますし、親の送迎に頼らなくてもどこにでも行けてしまうことになります。しかし日本に比べれば治安が悪く危険な地域もあって誘拐などもそれなりにあり、小学生は子供だけで遊ぶことは許されにくいということもあるので、そう簡単にはいかないかもしれません。また子供が無料になる分、大人の料金が値上がりするか、税金が投入されることにはなるのでしょうが、それでも画期的なことで、渋滞が緩和されることによって総体的にコストが下がるのであればいいことなのではないでしょうか。
でも、バスが無料ということになると、地下鉄は利用せずどこに行くにも全部バスということになってしまうかもしれませんね…
