Internetが一般に普及してからPCに触れるようになった人は知らないことかもしれませんが、WWWがまだ発明されていない頃、パソコンにモデムをつないで通信する相手は中央集権的なサーバで、文字ベースで掲示板やメールのやりとりが行われていました。それが「パソコン通信」というもので、Internetが家庭に浸透して行くにつれて徐々に廃れていくこととなりましたが、日本における草創期から続いていたパソコン通信の雄Nifty Serveがついにそのサービスを終える時が来ました。
パソコン通信は金がかかるというイメージが強かったため、私は極力手を出さないことにしていたのですが、それでもごく一時期Nifty Serveのサービスを利用していた時期があります。結局その閉鎖的な雰囲気が肌に合わず、のめり込むことはなかったのですが、今のInternetのように常時接続のようなサービスもなかった時代なので、はまった人はかなりの金額をつぎ込むことになったようです。
また、Internetのように知らない経路を中継されるということがなく、基本的に一対一の通信になり盗聴される恐れがないということから、私の勤務先では顧客とのデータのやりとりのためについ最近までNiftyを利用していました。とはいっても、顧客の方ではWebインタフェースのサービスを利用したりもしていたようなので全く意味がなかったりするのですが…しかしこれもNiftyがサービスを終了するという情報を聞いてあわててSSLベースのシステムを構築し、現在はこちらの運用を開始しています。
ということで人それぞれの思いがありそうなこのニュースですが、これも時代の流れということですね。Niftyがサービスを開始した20年前には今のような状況は全く予想もできませんでしたから、それこそ今から20年後には一体どういう社会になっていることやら…楽しみなような不安なような、なかなか複雑な気分になります。まあ、その頃は我が家の次男も社会人かと思うとそちらの方が驚きですが。
