かねてより噂となっていた、GoogleによるネットワークカレンダーサービスであるGoogle Calendarが例によってベータ版として公開されました。GmailアカウントやGoogleアカウントを既に取得していればそれを利用して従来のサービスと連携して利用することができますし、まだ持っていなければこれから新規にアカウントを取得して利用を始めることもできるようになっています。
私も早速ログインして使ってみました。まずデザインはGoogleらしく落ち着いた安心感のあるものです。凝った効果が付けられていることもなく派手さはありませんが、実用品としてはこういう方が飽きることがなくていいのではないでしょうか。インタフェースとしては当然の如くAjaxを活用した直観的なものとなっていて、iCalなどのデスクトップアプリにも引けを取ることのない操作感を実現しているのではないかと思います。
ウェブベースのカレンダーサービスとしては30BoxesやKikoなど他にもいくつものサービスが既に展開されていますが、インターネットの世界では圧倒的なブランド力を持つGoogleには到底敵うものではないでしょう。唯一対抗しうると思われるYahoo!は以前からYahoo! Calendarをサービスしていますが、このサービス自体の知名度は低く、あまり活用されているようには感じられません。Yahoo! Calendarは当初からPDAなどとのスケジュールの同期をサポートしていたり、その充実度は現状のGoogle Calendarを凌いでいるのではないかとも思えるのですが、Yahoo!のブランド自体がGoogleよりも素人向けっぽくて、ヘヴィユーザへの受けがあまり良くないということもあるのかもしれません。
現在のGoogle Calendarは安定度に欠けるようなところや機能不足が感じられる面もありますが、ベータ版ということでしばらくは目をつむる必要があるのかもしれません。一応タイムゾーンがサポートされていたり、日本の休日のカレンダーが日本語で登録されていたり、国際化対応も当然の如く考えられているようなのですが、せっかくiCalのカレンダーからのインポートやiCalへのエクスポートができるようになっているのに、これらを行うと日本語では文字化けしてしまいまともに取り込むことができないようです。これはぜひとも早急に対策してもらいたいところですが、優秀なエンジニア集団であるGoogleのことですから瞬く間に解決してくれることでしょう。
デスクトップアプリとの連携はまだMacのiCalで試してみただけなのですが、停滞気味ながら開発が進められているMozilla Sunbirdのようなオープンソースのプロジェクトであれば、今後より一層の連携が取れるようになるかもしれませんね。いつでもどこでもインターネットに接続できるというわけでもないので、デスクトップカレンダーの出番もまだ無くなりはしないと思いますので、こちらの開発も加速することを期待したいところです。でも、Google Calendarが携帯でアクセスできるようになったらそれで済んでしまうかもしれませんね…
