経営危機に陥り家電事業からの撤退まで決めた三洋電機の中で、事業の柱の一つとされているのがカドニカに代表されるモバイルエナジーカンパニーの電池部門ですが、この部門から昨年「使い捨てない電池」のコピーで発売され盛んに宣伝されていたのがeneloopといわれる新しい二次電池です。
この電池の特徴としては
- 約1000回くり返し使える
- 自己放電が少ない
- デジカメ撮影枚数は約4.4倍
- 色んな機器に使える
- つぎ足し充電OK
- 低温にも強い
- こだわりのパッケージ
- お手持ちの三洋製充電器で充電OK
ということが掲げられており、これだけを見ると個人が利用する上ではかなり理想的な電池ではないかと思われます。また、なぜか電池を選ぶ私のカメラ*istDSとの相性もいいという報告が某2ちゃんねるにあったため、これはぜひ、ということで購入してみました。私が購入した発売当初はどこの電器店でも買えるというほどには普及していなかったようで、自宅近くの総合電器店やホームセンターでは見付からず実家近くのヨドバシカメラで購入したのですが、現在はそこそこ大きな家電量販店などでは普通に購入できるようになっています。
実際に購入したのは何ヶ月も前のことだったのですが、せっかくなので保ち具合も含めて書いた方がいいだろうと一回充電が必要になるまで使い切ってからにしようと思って*istDSで使っていたところ、かなりの粘りを見せて結局1000枚近くもの写真を撮ることができてしまいました。普通のニッケル水素充電池の場合には500枚程度が精一杯ですから、それよりも明らかに長持ちするということになります。使っている感覚ではいつまで経ってもなくならないという感じで、逆にいつ切れるのだろうかと不安になるくらいです。
また嬉しいのは自己放電が少ないという特性を活かし、買ってすぐに使えるフル充電状態で売られているということで、いざというときの予備として買って持っておくのにピッタリということにもなっています。さらにNiCdやNiMHの電池の使いにくさの一番の原因であるメモリー効果が少なく、継ぎ足し充電ができるというの便利なところです。といいながら私は一般のNiMHの意識が抜けずに最後まで使い切らないと充電する気になれないのですが…
しかしまあ地味な製品ですが、とにかく素晴らしい使い心地ではないでしょうか。スペック競争に走ってピーク性能を追い求めてしまっていたこれまでの製品とは一線を画し、特性重視の設定としただけなのだと思うのですが、全く使い勝手の違う製品に仕上がっています。このような製品を作ることができるというのも三洋の技術力の証明と言えるでしょうから、ぜひその力を活かして地味でもキラリと光る魅力的な製品作りを続けていって欲しいと思います。
