Virtual PC 2004
Virtual PC 2004も無償で利用できるようになってしまいました。つい先日までは14500円という価格で売られているものを買うしかなかったのに、それがいきなりタダになってしまうというのも直前に買ってしまった人の気持ちを考えると複雑なものもあります。Microsoftは回収をかけるのでしょうが、今でも
Amazon
などでも売られてはいるようなので、情報が行き渡るまでは知らない人は買ってしまいそうなものです。

ところでこのVirtual PCというのはPC上のアプリケーションとしてハードウェアをエミュレートして仮想的なPCを構築し、そこに他のOSなどをインストールして独立して動作させることができる、いわゆる仮想PCです(そのままですが…)。競合する製品としてはVMwareがありますが、こちらも先日VMware Playerというものが無償で利用できるようになり、仮想マシンの構築はできないことになっているものの既存の仮想マシンを実行することができ、ちょっとしたハックで仮想マシンに新たなOSをインストールすることもできてしまったりします。また、サーバ用途向けのVMware Serverの無償公開も始まり、この分野では急速に低コストかが進んでいるように見えます。

私も直接パフォーマンスを比較したわけではないのでVirtual PCとVMwareの優劣を語ることができないのですが、もともとConnectix社がMac上でWindowsを動作させるために開発したというのがVirtual PCの成り立ちですが、x86のWindows版の場合には基本的な仕組みはVMwareと変わらないのではないでしょうか。なお、Virtual PCにはMac版がありますが、VMwareにはLinux版があるということで、Windows以外のユーザが利用できるのはどちらかということになります。また、Macの場合には最近リリースされたParallels Desktopという選択肢もありますが、こちらは有償ですね。

私も早速ダウンロードして遊んでみることにしました。ソフトウェアの内容を考えれば納得はできるのですが、ダウンロードサイズはわずかに18.2MBということで、サイズと価格との間に相関を求める人は理不尽に感じる場合もあるかもしれません。とりあえずWin98でしか動かなかったTransport Tycoon DXが動くものならまた遊んでみたいと思い、まずはWin98をインストールしてみましたが、当時のPCよりも圧倒的にハイパワーになっているということもあってエミュレーションにも関わらずすぐにWindowsが起動できるようになりました。しかしさすがに素のWin98をそのまま使うのは怖いのでWindows Updateを実行したいと思うのですが、それが一筋縄ではいかず時間切れとなりました。また時間の取れる時に調べてみたいと思います。

何かというとCPU使用率が100%になってしまうというのが少々問題ですが、ゲストOSはそこそこ軽快に動いているように感じました。ユーザインタフェースの見た目はVMwareの方が洗練されているような印象ですが、Virtual PCはしっかりと日本語化されていますし、無償とはいえフル機能が使えるので仮想マシンを作り環境をカスタマイズするのも簡単で、実際の使い勝手はいいと思います。これが無償で使えていいのかという感じですが、仮想マシンで遊ぶという事自体がマニアックかとも思いますので、やはりあまり儲からなかったということなのでしょうか。まあ、本来は「遊ぶ」ためのものではないのでしょうが。