JAFこういう時のために会費を払っているのですから。

皆さんは日本自動車連盟JAFには入会されているでしょうか。私は免許を取得した頃に当然のように入会して、既に20年ほども継続しています。JAFは自動車ユーザの便宜をはかる団体として、自動車に関する様々な活動を行っていますが、その中でも筆頭に挙げられるのはロードサービスでしょう。しかし、近年は自動車保険の契約によってはロードサービスが付随しているものもありますし、そもそも最近の車は故障して立ち往生するようなこともめったに無いため、そのための保険としてのみ考えるとやや割に合わないように感じているのは私だけではないでしょう。私自身、入会以来ロードサービスを利用したのは20年ほど前の2回だけだったので、もう退会しようかなどと考えていたのですが、ついに今日再び利用する機会が巡ってきました。

今朝は長男がサッカーの試合に出るということで競技場まで送っていくことになっていたので、車に乗ろうと駐車場に行きました。しかし、キーレスエントリーが効かずドアロックが解除できません。この時点で「ひょっとして…」と思いながらも受け入れたくなかったので、キーでロックを開けてステアリングコラムにキーを挿しひねってみましたが…残念ながら全くの無反応です。その上でルームランプのスイッチを確認すると、やはり思ったとおりスイッチが入ったままになっており、ルームランプの点けっ放しでバッテリーが上がってしまったのは間違いありません。とりあえず長男は何とかして送っていかないと仕方が無いので近所の知人に車を借りて連れていきましたが、その間に妻にJAFに連絡してもらい、ロードサービスに来てもらうことにしました。

本当はバッテリー上がりくらいならブースターケーブルさえあれば簡単に復旧できるのですが、残念ながら私の駐車場は敷地の奥に頭から突っ込むような形になっているため、ボンネットの近くに別の車を寄せるということが難しくなっているのです。しかし、バッテリー上がりは救援出動理由のダントツ1位ということなので、さすがに手馴れたもの、ロードサービス隊員の手に掛かれば全く何の問題もありませんでした。JAFには携帯型の機材があり、比較的大容量のバッテリーが内蔵されているらしいこの機材を故障車のバッテリーに併結し、そのまま始動するだけであっという間に済んでしまいました。全くあっけないくらいですが、自分の無力さを感じる暇もありません。

ただ、どうやら既にバッテリーの劣化が進んでいるということで、再充電に時間がかかったり、以前一度あったように突然始動できなくなったりということも考えられるので、結局バッテリーを交換することにしました。よくよく考えると、最初から新品のバッテリーを買ってきて載せ替えればそれで済んでしまったような気もしますが、まあ作業スペースもあまりなかったのでそれは考えないでおきましょう。

ということで、いつも行くスーパーオートバックスに出かけてみたのですが、なかなか価格が幅広く、私の車に適合するものでも5000円ほどのものから20000円近いものまであり、少々悩みました。最初は一番安いものでいいかと思ったのですが、液の管理が必要だったりするのは面倒くさいのでメンテナンスフリーのものが良いなと考え、コストパフォーマンスの高そうなボッシュ製のHightec Silver IIなる物を1万円ほどで購入しました。

バッテリーなんて性能のいいものにしたからといって運転していてその差が実感できるようなものでもないので感想の述べようもないのですが、ただひとつ感心したのはバッテリーの端子にカバーが付いていたことです。これはバッテリーの載せ替え作業の際に不意に端子に接触する事故を防ぐためのものと思われ、載せ替え後には外して端子を接続することになるのですが、素人が安全に作業を行うためには非常に嬉しいものではないかと思います。

今回は予定外の出費とはなってしまいましたが、今の車を手放すまでにバッテリーを交換せずに済むとは思えず、今換えておけばそれまで持つでしょうから、安心を買ったと思って諦めることにします。購入したバッテリーには3年保証が付いていますので、少なくとも3年は安心して使うことができるはずです。ということは次々回の車検まで持つことになり、その頃が車の買い替え時ですからちょうど良いかもしれません。まあまたバッテリーを上げるようなことがあるとそううまくはいかないのかもしれませんが…