Hooters結構ハマる人はハマりそうな不思議空間。

以前アメリカ人とブランドの話をしていたとき、「日本にもアメリカのレストランチェーンはあるんじゃないのか?」というようなことを聞かれ、その時の相手がイメージしているのはMcDonald’sKFC、あるいはDenny’sBig Boyのようなものなのだと思うのですが、「最近東京に支店がオープンしたよ」と答えると「日本も終わったな!!」と言われてしまったのが昨年10月に赤坂見附に日本1号店ができたHootersです。

日本サイトの会社案内を見ると

Hootersは1983年10月に米国フロリダで誕生したカジュアルレストラン&スポーツバーです。 チアガールをイメージした健康的なHooters Girlのホスピタリティーあふれるおもてなしが人気を呼び、現在では米国を中心に450店以上の店舗を数えるほどになりました。

とありますが、なんといっても特徴的なのはウェイトレスがみなグラマーで、さらにそれを強調するピチピチのTシャツとホットパンツというコスチュームを着ているということです。そう聞くと色めき立ってしまうオジサンたちも沢山いることでしょうが、私もどんなものかと一度行ってみたいと思っていたので、出張先のデトロイトで夕食のリクエストを求められたときに言ってみたところ、「じゃあHootersにしましょう」ということになり体験することになりました。

上記のような説明だけだと変な誤解もありそうですが、あくまでレストランなのでエッチなサービスは一切ありません。それどころか女性客も珍しくなく、さらには家族連れの客もいるのです。ウェイトレスはあくまで健康的で、チップ目当ての面があるとはいえ確かに一生懸命接客してくれるので、居心地はなかなか悪くありません。男ならどうしても胸元などに目が行ってしまうのが避けられないでしょうが、まあそれはそんな格好をしている方が悪いと開き直りましょう。

私たちが行ったときには店内でクイズ大会が行われていて、しかしあまり盛り上がらない様子で変な空気が流れていたのですが、アメリカ人でも盛り上がらないときはあるんだなと変な感心をしてしまいました。となりのテーブルでは一人できたオジサンが向かいに座ったウェイトレスと雑談をしていたり、向こうのテーブルにはやっぱり小さな小人を連れた家族がいたりしましたが、全体的には思っていたよりも田舎っぽい雰囲気でした。出される料理も揚げ物とハンバーガーなどという典型的なアメリカのジャンクフードですし、その田舎っぽさこそ人々に馴染んでいるということなのかもしれません。

本当はウェイトレスと自由に談笑できるだけの英語力があればもっと楽しい空間なのだろうと思いますが、そうでなくてもなかなか面白い感覚ですし、接客はほんとうに良く出来ているので悪い印象はありません。滞在中にもう一度行ってみてもいいかも…なんて思ってみたりもしますが、やっぱり出てくる物は体に悪くて太りそうなものばかりなのでやめておいた方がいいでしょうか。しかしやっぱり日本の店舗がどうなのかはイメージできませんね。オシャレな感じに演出されていて、また違った雰囲気なのでしょうか。日本人のフーターズ・ガールにも興味がありますが…