スペインの物流会社の22歳女性従業員が、出勤時間が早すぎることなどを理由に解雇され、不当解雇を訴えていた裁判で、会社側の主張を認める判決が下ったとのことです。
ほかの従業員が7:30に出社してくるところを6:45から7:00の間に出社していたとのことですが、私も8:30始業のところを在宅勤務の時は6:30から7:30の間に始業しているので、こんなことで解雇されてしまうことがあるのか、と気になってしまいました。しかし、実は始業時間ではなく出勤時間であるところがポイントのようで、会社側の主張によると、7:30になるまでは仕事を始めることはできないとのことで、この人の場合は出社するだけで仕事をしていたわけではないようです。また、それを辞めるように言われてもその指示に従わなかったことで、スペインの労働法の不服従・指示違反に該当するというのがおもな解雇原因のようです。
このフジテレビの記事だけを見ると、「早く出社しただけで解雇」という面白ニュースに見えてしまいますが、実際はそれだけでなく、辞めるように言われても頑なに辞めなかったという事実があるようです。Ynet Newsの記事によると口頭での警告と書面での通知があってからも19回続いたとのことなので、これは普通の人の感覚ではないような気がします。ほかにも会社内の連携を乱していたとのことなので、自分勝手な行動があったのではないかと想像されます。実際にどちらの主張が正しいのか、真実はわかりませんが、今回裁判所の判断が下ったということなので、一定の確度で会社側の主張を認めてもいいのではないでしょうか。
しかし、このニュースも伝え方によっては「日本ではありえない」「こんなのおかしい」というような捉え方をされる可能性もあるような気がします。私自身も最初に記事を読んだ時には面白ニュースの類かと思ってしまいましたが、ちょっと調べてみるとそんな単純な話でもないようで、偏らずに事実を伝えるというのも難しいものですね。

